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August 15, 2012
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バチスタシリーズ完結編!
シリーズ集大成になる。このシリーズはもともと宝島社のみ読んでも繋がらなかったりするが、
宝島社出版のシリーズはもちろん、「螺鈿迷宮」「ブラックペアン1988」は必読。

高階病院長のもとに「八の月、東城大とケルベロスの塔を破壊する」と書かれた脅迫状が届いた。
その裏には碧翠院桜宮病院炎上事件があるのでは?という白鳥-姫宮の依頼で、
事件で死亡したのが小百合とすみれどちらか特定することになった田口。(姫宮とは初対面)
また、田口は高階からAiセンターのこけら落としを記念して開催される、
シンポジウム実行委員会の委員長を丸投げされる。
その実務には三船事務長と高階病院長自身もつくという。
そのほかにAiセンター運営連絡会議も再開することに。

最後だからと必要以上にド派手演出になっている感あり(いつも言えることかもしれないが)。
他の出版社からはまだシリーズ関連小説が出そうな気がするのは私だけだろうか?


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桜宮の医療に携わってきた高階の心残りは、ブラックペアンと
戦わずして葬り去ってしまった偉大な敵・手術室の悪魔・渡海征司郎外科医のこと。
そして、地に叩き落としてしまったスリジエ・ハートセンターと天才心臓外科医・天城雪彦のこと。
田口はブラックペアンはペアン置換術として必要だった、
スリジエはオレンジ(病棟)に生まれ変わったと速水が言っていたと高階に伝える。

法医学者、解剖で見逃した虐待をAiで島津が見つける。
死因究明の最後の砦は解剖だと主張する南雲だが、解剖医の見逃しも少なくなく、
虐待死症候群を提唱したのは放射線科医だったこと、
南雲のように解剖せずとも見抜く力量がなく、検視の能力低下している現状では、
Aiセンターも必要(南雲にとっては)悪かもしれないと発言したことも。

マサチューセッツ医科大学上席教授・東堂文昭が招聘され、
Aiセンターのウルトラ・スーパーバイザーに。
その手土産は日本の核磁気共鳴研究の飛躍的進歩に貢献する
マンモスMRIマシン「リヴァイアサン」。
その導入(購入)、搬入に田口らは翻弄、駆け回ることに。

白鳥の部下に仕えない砂井戸が配置され、「リヴァイアサン」の保険手続きを担当することに。

田口は2年前の碧翠院桜宮病院崩壊の日に東城大きた
碧翠院の最後の生き証人でもある患者・高原美智を訪ね、
碧翠院最後の日にいつの間にか姿を消したコンピューター係の杏子、
若い患者で東城大の医学生でもある天馬大吉がいたことを聞く。
天馬大吉は怠け者の劣等生(2年前からはきちんと履修するように)。
すみれから田口のことを聞いていた天馬は、はじめは反発するが、
碧翠院の影響を受けた天馬の死因究明制度問題についてのレポートを読んだ田口の申し出を受け、
Aiセンター運営連絡会議のオブザーバーの一人となることを承諾。

田口は4Sエージェンシーの城崎に依頼しようとするが、重複依頼の忌避のため断られる。

Aiセンターの設計を建築家に委託したのは20年以上前に亡くなった天城らしい。

Aiセンター運営連絡会議メンバーは
センター長・田口、副センター長・島津、ウルトラ・スーパーバイザー東堂、
法医学教室・笹井教授、循環器内科・陣内教授、
房総救命救急センター・彦根、ジュネーヴ大学桧山シオン准教授、
警察関連からは監察医・南雲、警察庁室長でもある斑鳩広報官(女性帯同)、
オブザーバーは厚生労働省・白鳥、姫宮、
天馬と同級生・冷泉深雪、彼の幼馴染で時風新報の社会部記者・別宮葉子、
医療事故被害者の会代表・小倉、同事務局・飯沼、
医療ジャーナリスト・西園寺さやか、
こけら落としの実務責任者・三船事務長、高階病院長。

シオンによって碧翠院に保存されていたAi画像情報が最新Ver.に変換され、基礎情報となることに。
これにより、シンポジウムでブラックペアンの患者であった飯沼・父のことがあぶりだされ、
(西園寺さやかこと小百合の策・もちろん南雲協力)高階は追い詰められる。
高階は自分がいなくなっても東城大には田口と彦根がいると小百合に告げる。
小百合によりAiセンターに火が放たれ、あっけなくセンター崩壊。
小百合に反撃した天馬は小百合を追うが、彼女の死体は見つからず、天馬も何も言わず。

画像を隠そうとした彦根にシオンは反発。彼のもとを離れる。

センター崩壊するも、亡くなったはずの人間の登場は捜査ミスが明るみになると
警察による情報統制有。
いくつかの破壊工作を見抜いたのは城崎。彦根を通して防ぐ。
彦根と斑鳩の戦いはナニワの地へ。

センターは崩壊するが、報道などから一般にAiが広まり、
開業医協力のもと、Aiの依頼が検視官から南雲経由で届き、斑鳩は苦い顔。

東堂は帰米。
爆発してしまった「リヴァイアサン」は保険が掛けられていたら逆に保障されないという仕組みだったが、
砂井戸の落ち度によって保険契約が締結しそびれており、事なきを得る。

最終的な標的は高階だった。
Aiセンター運営連絡会議など、高階が表舞台に出てきたため効果的に罠にかかってしまう。
その後、高階は訴訟を起こされ、今でも危なくなっていた病院経営にさらに支障をきたすと
東城大を閉院することを決める。
事件の起こし方は小百合よりもすみれらしかったと田口は思ってしまう。

高階から閉院後、市民から再建を願う声が上がったら田口を委員長代行として再起動するよう依頼される。田口はこれを受ける。
アドバイザーになった白鳥は「コールドスリープ法案」が通過したら、
第三セクター方式で未来医学探究センターという公益法人を立ち上げ、
厚生労働省の天下り組織にしようという動きがあるから、
それを桜宮に誘致し、業務を含めた一切を委託すれば東城大に金が入ると提案。
→これが「モルフェウスの領域」につながるのだな。

また、同じくサポートに黒崎教授就任。
田口は最後の最後で再建委員会の一人に高階もなることを承諾させる。
さらに情報やスタッフとして廊下トンビの兵藤、ナースネットを持つ藤原も。


シリーズの真の主役は高階だったのか?という感あり。
「リヴァイアサン」の運搬や爆発は必要だったのか?というド派手さ。
機械の説明と共に、不思議な保険の仕組みについて言及したかったがための演出かなぁ?
もしも映像化された時に戦車が見たいという作者の願望だったりして(笑)


シリーズ、完結したようなしなかったような?とりあえずは宝島社では、ととらえてみる。





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Last updated  August 15, 2012 05:15:06 PM
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