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カテゴリ:映画
2015年の松竹映画です。原作は半藤一利。出演は役所広司(阿南陸相)、山崎努(鈴木首相)、本木雅弘(昭和天皇)など。
「The longest day」は連合軍のノルマンディー上陸作戦の決行日で、1944年6月6日になります。「日本のいちばん長い日」というタイトルは、ノルマンディーを意識していると思われますが、暦の上での1日ではなく1945年8月14日から15日をさしています。 ポツダム宣言を受諾して戦争にけりをつけよう、という大勢に対して徹底抗戦を唱える若手参謀たちがクーデターを試みます。終戦間際の緊迫した状況に、ハラハラドキドキさせられます。優れた原作を上手に映画化した、なかなかいい映画でした。 主役は役所広司と言えます。陸軍では戦争継続派が勢力を保っていて、内戦にならないように幕引きできるかどうかは陸軍大臣次第だったからです。 226事件やイスラム原理派と同じですが、信ずる人が武力を持った時の危うさに恐怖を覚えます。信念の人って、怖いですよね。 原作は半藤一利。この原作に基づいて1967年に最初に映画化され、私はこちらを観たことがあります。一作目で阿南を演じたのは三船敏郎、鈴木首相役は笠智衆ですが、天皇役はいません。 たしか後ろ姿ばかりだったような気がします。でも、声はどうしたのでしょう。後ろ姿でも何かを語ったはず。いずれにしても、通行人くらいの扱いだったのでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.08.16 17:04:30
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