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カテゴリ:映画
1962年のアメリカ映画です。出演はグレゴリー・ペック(アティカス)、メアリー・バダム(スカウト)、フィリップ・アルフォード(ジェム)、ロバート・デュバル(ブー)、など。
1961年のピュリッツアー賞を獲った、ハーパー・リーという女性の自伝的小説を原作として作られた映画です。 舞台は1932年のアラバマ。スカウトの父・アティカスはアティカスは良心派の弁護士。妻を失ったこともあり、二人の子供、スカウトと兄・ジェムの人格を尊重しながら、慈しんできました。子供たちも、そんな父を尊敬しています。 家族が暮らすのは小さな田舎町。年代から言っても、地域性から言っても、人種差別が当たり前の社会です。そんな町で、白人女性をレイプしたとして黒人男性が訴追されました。判事は、信頼するアティカスに弁護を依頼して、公正な裁判にしようとします。そして、・・・というストーリーでした。 公民権運動の立場から高く評価された映画のようですが、それよりも6歳の頃を懐かしむ郷愁に共感できます。 ツリーハウス、近所の謎の家に半ば幽閉されているらしい怪物のような青年、などなど。国は違っても、子供の周囲はワクワク、ドキドキに満ちていますよねえ。 今のコロナ騒ぎは花ちゃんの記憶に残るでしょうか。ちょっと、早いかも知れません。いずれにしても、これからの4、5年がキラキラした思い出になってほしいものです。 ところで、この映画には狂犬病に冒された犬をアティカスが射殺するという場面が出てきます。 アメリカ映画では子供と犬は死なないものと決まっていますが、この映画はそのタブーを破っています。 驚きましたが、それよりも狂犬病の犬も名演技でした。実際に狂犬病の犬を見たことはないのですが、いかにもそれらしい動作。演技を仕込んだのか、本当の狂犬なのか、知りたいところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.04.20 16:32:31
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