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カテゴリ:映画
山口県で奇怪な件が起きました。私は山口県で生まれ育ちましたが、阿武町と聞いてもイメージが湧きません。
調べてみると県北、日本海に面していて、萩の東、島根県津和野の西。 世帯数1500、人口3000の小さな町です。この辺りの町村はこぞって萩を中心とした新たな萩市に合流する方向でいたのですが、土壇場になって阿武町だけが脱落したそうです。 コロナによる生活困窮世帯への給付金を間違って振り込んでしまった町も町なら、受け取った上に使い切ってしまったとしている24歳君も相当なものです。ちょっと恥ずかしいですねえ。 いずれにしても何らかの犯罪に当たるはず。ちゃんと処罰してほしいものです。 ところで、463世帯は町の総世帯の30%に当たります。どういう基準でばらまいたのかは忘れましたが、30%は全国平均と比べると、どういうことになるのでしょう。 ◆映画「ミッドナイト・ラン」 1988年のアメリカ映画です。出演はロバート・デ・ニーロ(ジャック)、チャールズ・グローディン(デューク)、など。 アメリカの裁判制度は日本とあまりに違っていて驚くことが多いですねえ。保釈金保証業がれっきとした商売として成り立っていることもその一つ。 上の左は保釈金保証業者のエディと賞金稼ぎのジャック。右は被告のデューク。 デュークはセラノの会計士だったのですが、セラノがマフィアであることを知り、1500万ドルを横領して逮捕、起訴されました。 そして、デュークが保釈の時に使ったのがエディ。デュークが5日後に出頭しないと保釈金は帰ってこないので、エディは大損をしてしまいます。 そこで、ジャックの出番です。デュークを探し出して刻限までに連れ帰れば、エディから謝礼をもらえます。西部劇で「WANTED」の犯罪人を捕らえるのとは違いますが、まあ賞金稼ぎのようなものです。 蛇の道はヘビとでも言うのでしょうか、ジャックは簡単にデュークを捕まえますが、それからが複雑な展開になります。 まず、大金を盗まれてしまったセラノ。デュークを探し出し、できれば金を取り戻したいところですが、それよりも殺さなければなりません。 裁判で下手なことを証言されれば、自分の犯罪が追及されます。なによりも怖いのはマフィア仲間。ことが広がる前にデュークを始末してしまえ、さもなければと矢の催促です。 次はFBI。セラノは長く内偵してきた標的です。そのためにはデュークの身柄を抑えて、横領などではなく洗いざらいしゃべらせたいのです。最終的には、セラノを地方裁判所でなく連邦裁判所に引っ張り出したいのです。 そしてジャックの賞金稼ぎ仲間のマーヴィン。ジャックが手間取っていると焦ったエディが、マーヴィンにも声をかけたのです。マーヴィンはジャックの上前をはねる気で割り込んできました。 という次第で、大混乱の逃避行が・・・、という映画でした。 なかなか良くできた映画です。傑作でしたねえ。テンポが快適で目が離せなくなりました。かと言って、無理に面白くしようという小細工もありませんし。 ジャックがベテラン賞金稼ぎのテクニックを繰り出すところを始めとして、ストーリーが練られていて小さな驚きの連続が楽しめます。 そして、ジャックとデュークの心が通い合ってゆく、という展開にも感情移入できました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.05.18 17:45:17
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