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カテゴリ:映画
◆映画「プリティ・リーグ」
1992年のアメリカ映画です。出演はジーナ・デイヴィス(ドティ・ヒンソン)、マドンナ(メイ)、トム・ハンクス(デューガン)、など。 ![]() ![]() ![]() 第二次大戦の進行でジョー・ディマジオなど、米大リーグのスター選手が出征してゆき、花形の不在で野球人気の低迷がささやかれ出しました。 その穴埋めという発想だったのでしょうか、1843年に女子野球のプロリーグが立ち上げられました。その史実を背景に作られたのが、この映画です。 ドティとキットの姉妹はオレゴンで乳牛を飼っています。二人はソフトボールチームの選手で、ドティは強打のキャッチャー、キットは結構いい球を投げるピッチャーです。 ある日、二人の試合を見たと言ってスカウトが訪ねてきました。女子のプロリーグで野球をしないか、と言うのです。 ただし、彼が眼をつけたのはドティの打力。キットは対象外でした。ドティは夫のボブが出征しているため返事を渋ります。 しかし、キットは田舎の農場など飛び出して広い世界を見てみたいのです。キットがスカウトに猛烈に売り込んだ結果、二人一緒ならという条件でOKに。 こうして姉妹はシカゴでの選抜試験に参加し、二人とも新しいチーム、ピーチの選手になります。同僚にはダンスホールのダンサーだったメイを始め、様々な背景を持った選手がそろいました。 ところが、監督のジミー・デューガンにはやる気がありません。ジミーはシカゴ・カブスに所属し6回もホームラン王を獲ったスラッガーなのですが、ケガがきっかけでアル中に。 カブスのオーナー、ハーヴィーが御情けで監督の仕事をくれたのですが、マイナーのチームかと思ったのに女子なんて、と落胆したのです。 そして・・・、というストーリーでした。 女子野球のプロリーグは1943年に設立され、54年までの12年間は存続したそうです。登場人物や個々のエピソードの多くは創作ですが、人情喜劇みたいで楽しめました。トム・ハンクスの映画は見逃さないようにしているのですが、こんな映画もあったんですねえ。 それにしても1943年と言うと、ミッドウェー海戦の翌年。国情の差を感じます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.05.01 17:07:19
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