今日はまずまずの天気になりました。別に何かの競技でもなさそうなのですが、多くの人が必死の形相で走っていました。暑いし、この歳では命に関わりそうですから見るだけ十分す。
野球場ではイースタンの試合が行われるようで、準備が進行中でした。そろそ高校野球の予選が始まる時期ですが、今日は千葉ロッテと新潟アルビレックスが戦うようでした。そんなチームもあるんですね。
◆映画「ミッドナイト・ラン」
1988年のアメリカ映画です。出演はロバート・デ・ニーロ(ジャック・ウォルシュ)、チャールズ・グローディン(マデューカス)、など。
とても面白いえいがでしたが、アメリカの保釈というものが分かっていないと、ちょっと引っかかってしまいそうです。
大雑把に言うと、起訴された者は保証金を払えば公判までの保釈を申請することができます。その金額を用意できない場合は保釈金業者から借金して納入します。問題は、裁判に出廷しなかった場合です。
もちろん、それ自体が犯罪ですが、保釈金も没収されるので保釈金業者は大損害を被ることになります。なので行方をくらませてしまった被告を探し出して出廷させるために、「賞金稼ぎ」を雇う訳です。
さて、映画です。ウォルシュはシカゴの警官ででした。事情があって離婚し、一人でロスに移りました。今は保釈金業者のもとで賞金稼ぎをしています。
今度、保釈金業者のエディが依頼してきたのはシカゴのギャング、セラーノの会計士だったマデューカス。
彼はセラーノの素性を知らずに会計士になったのですが、正体を知ってセラーノの金を盗んで慈善事業に寄付したのです。
マデューカスはセラーノの罪について知り尽くしています。裁判で証言されるとセラーノは一生、ムショからでられないでしょう。そしてセラーノの仲間のギャングたても芋づる式に逮捕されるでしょうから、マデューカスを早く始末しないと身内が黙っていません。
また、FBIはセラーノたちの罪を証言させたいので、マデューカスを追っています。しかし、マデューカスが刑務所に入ったらたちまち殺されてしまうにちがいありません。
こうして、マデューカスはエディ、つまりウオルシュだけでなくセラーノ、そしてFBIから追われるることに。
そして・・・、というストーリーでした。
久しぶりに、傑作に逢いました。実に面白い、よくできた映画でした。
もちろん、ロバート・デ・ニーロは芸達者な大スターですが、チャールズ・グローディンも負けていません。脚本も素晴らしくて、緊迫感、笑い、人情味を、ほどよくばらまいていて、まるでイギリス映画のようなオシャレな味付けでした。