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カテゴリ:Counseling
好きなことをやれ,と言われたらあなたは何をしますか?
意外と好きなことが分からないという人が多いかもしれません。 「好きなこと」と「できること」は必ずしも一致するとは限りません。 どんなにサッカーが好きでも,誰もがクリスチャーノ・ロナウドになれるわけではありません。 それどころが,サッカーで生きていける人の方が圧倒的に少ないのが現実です。 でも,好きかどうか?で言ったら,サポーターも選手も違いがありません。 どちらも「好き」なのです。 好きなことを仕事をしなさいという話を最近よく耳にします。 私たちが受けてきた教育の中で培った概念とは全く逆のことです。 成功者達は,口をそろえてこう言います。 成功への道は,好きなことをすることと。 でも,その好きなことが分からなければ始まらないわけです。 先日,テレビドラマ「VOICE(ボイス)」の中で,法医学を続けるのかどうかを迷っている主人公瑛太に対し,ヒロインの石原さとみが 本当に好きなものほど,簡単に好きだなんて言えないのかも知れない。 でも,そのことを本気で知りたいと思っているっていうことは,それは好きなことなんじゃない。 というようなことを言っていました。 そうかも知れないですね。 好きだからこそ,それを「好きだ」なんて簡単に言えない。 ましてや,自分ができるなんて,軽々しく言えるはずがない。 そんな感覚を誰もが持っているのかもしれません。 その壁を乗り越えるのに必要なことは,知識や技術を付けること以前に,自分を好きになることが大事なんだと思います。 自分が大好きなことをする,自分自身のことが好きではなかったら,それをやることを許可できないですからね。 大好きな自分が,自分の大好きなことをやるからこそ,全力で自分を応援できるんです。 結局は自分好きになること。 そこが鍵なんでしょうね。 そして,好きなことのために全力を尽くし,それを現実化できたとしても,そこで終わりではないところがまた難しい。 今度は,その好きなことのために,相応しい自分にならなくてはならないと思ってしまう。 好きなことをやっているんだから,この位の努力ではまだ足りない。 もっと,もっとと,自分に対する要求がさらに厳しくなっていくものです。 そのうち,本当に好きだったのかどうかさえ分からなくなったりして。 出来た自分を認め,労わってあげることも大事です。 好きなことを好きだと言い続けるのって,実はすごく難しいことなのかもしれません。 だからこそ,常に自分の感情に目を向けていなきゃね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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