今日も他人事

■タユンスカポン




からの



これ。

やだ、妲己ちゃん、弱過ぎ……（苦笑）

まぁ、この時の対戦相手（アシュヴァッターマン）はアルジュナの支配下で魔力潤沢、おまけに死ねない呪いまでかかってたので相手が悪かったんですけども。

おまけに、妲己ちゃん、リンボからデバフも受けてたみたいですし……しかし、まさかの転落に思わず、声出して笑っちゃいました（笑）

薄々感じてましたけど、妲己ちゃん、不二子ちゃんポジションっぽい。

悪女なんですけど、ピンチになるとさくっと頼って来るし。あと、CMでもライダースーツ来てますし。



第四章では同僚のリンボと敵対関係になったことでアルジュナの排除対象になってしまい、止む無くカルデアと共闘。

シャドウボーダーで砲手を担当しつつ、戦いに敗れたペペさんをギリシア異聞帯に送るなど縁の下の力持ち的に働いてました。



人間虐めが好きということで、カリをけしかけてインド異聞帯の人々を殺しまわったりするかな、と予想してましたが、特にそんなことはなく。

「珍獣集めが趣味」とのことですが単なる遊びの範疇なのか、それとも別の目的があるのかは今一不明。

いずれサーヴァントとして実装される際には、ぜひチャイナ服とこのインドの衣装は用意して欲しいですね～霊衣でもいいんですよ？


■スカンジナビア・ペペロンチーノ



実は日本人だったペペさん。

単なる敵役ではなく、第四章では対アルジュナ（とリンボ）を目的としてカルデアと共闘関係に。

修験道に通じ、戦闘（というか殺し）の技術に長けた実戦派の魔術師で、聖獣を素手で倒せる程。流石、キアラさんと同じYAMA育ち。

マシュとはオフェリアやヒナコの様子について語り合い、ペペさんの気さくさや仲間想いな面がこれでもか、と描かれてました。



その一方で、強い責任感と確固とした論理の持ち主でもあり、アルジュナとの決戦後はインド異聞帯のクリプターとして責任を全うすべく、ぐだ子達の前に立ち塞がります。

アルジュナにマスター権を奪われていたとはいえ、サーヴァントのアシュヴァッターマンとの相性は抜群。



ペペさん自身かなり複雑な人格の持ち主ですが、粗暴そうに見えて実際には知性と誠実さを兼ね備えたこのインドの英雄とはナイスコンビでしたね。

カルデアとの対決には敗れたものの、コヤンスカヤの協力でギリシア異聞帯に脱出。決着は次の機会に持ち越しになりました。

期待度が非常に高いキャラだったのでどうなることやら……と思っていたのですが、きっちり期待通りの一癖も二癖もある素敵なオカマさんでした。グッジョブ。


■アスクレピオス



マッドサイエンティストスレスレの言動ながら、実際にはちゃんと治療してあげるところが可愛いｗ

ブツブツ周りに対して文句ばかり垂れながら、実力は随一。

ひたすら医術の上達しか頭にない姿を見ていると北方水滸伝の安道全を思い出します。

第四章ではアルジュナ配下の中ボスとして退場……と思いきや、終盤でまさかの復活。

カルデアの為ではなく「この世界に巣食う病原菌」を退治するためにリンボをボッコボコにしてくれました。いいぞ、もっとやれ。

というか、ガチヒーラーのこの人に負けるリンボって……アルターエゴの癖に……キャスター相手なのに……（苦笑）



終盤の独白が素敵でして、ギリシャ神話好きとしては嬉しい描かれ方でした。最高です。


■アーシャちゃん



ぐだ子「やだー！どこにも行きたくない！アーシャちゃん引き取って、この異聞帯でずっと一緒に暮らすんだー！」

ちょっとーどうしてくれるんですかー無茶苦茶可愛いんですけど、この娘ー。

インド異聞帯で出会った可愛い女の子。

出会ったばかりのぐだ子を気遣ってくれる優しい性格で、「びっくり！」が口癖。つまり可愛い。

途中、ぐだ子達と交戦中のウィリアム・テルを背後から拾った弓で攻撃しようとした時は「あ、だめだめ！テルの反応が良すぎて射殺されちゃう！」と慌てちゃいましたね。実際にはテルの英霊としての矜持が勝って助かりましたけど……



カリ・ユガ（世界の滅亡と創世）が繰り返されるに連れて、わんこが消え、お父さんが消え。

一人残った本人は家族がいたことも思い出せず、でも何故か寂しくて泣いちゃうのが本当辛い。

ペペさんの言う通り、アルジュナという絶対神の庇護のもと、延々と平和を享受できるインド異聞帯の方がこの混沌とした現実よりはマシかもしれません。

でも、寂しさを隠せないアーシャちゃんの姿を傍から見てるとね、中々受け入れ難いものがあります……私だって老いた母やわんこが「不要だから」と消されて納得できはしませんし。

第一章もでしたけど、こうやって「異聞帯の歪み」に加えて「原住民の苦しみ」をきちんと描くのは、やっぱり大事だと思いますね。




第一章のパツシィくんは途中で落命しちゃいましたし、第二章のゲルダちゃんはお別れ無しでサヨナラでしたけども。

こうして最後に直にお別れを交わすと、笑顔の分だけ逆に辛いですね……もう二度と会えないってこっちだけ分かってて。

しかも、その原因は自分達（ぐだ子が空想樹を切除したため）っていう。ゲルダちゃんの「ぴょーん」も印象ですけど、アーシャちゃんのこれも結構利きます、胸にずしんと重たいやつが。




せめて、夢の中でだけでも幸せに。たとえ、それが消え行く束の間であったとしても。