カテゴリ:ひかりっ子
一日が朝と昼と夜で構成させていることがどんなに素晴らしいことなのかと、今朝はそんなことを感じた。極地に近い土地では夏に白夜を過ごすそうだが、一度ならそんな夜を過ごしてもいいが、ぼくには今ある一日のリズムがこの上なく好ましいものに思える。心にも身体にも。 お天道様という言い方をしなくなったと、ある方が書いているのを読んだ。今はもしかすると、太陽への感謝が足りなくなっているのかも知れない。地球上のあらゆる生命が、その光と熱によって生かされているというのに。 漆黒の闇、というものを探そうとするのは、今はかなり難しいかも知れない。深い孤独の底に落ちてしまいそうな暗闇を、寂しがり屋のくせをして、ぼくはなぜだかとても愛している。立ち上がれないほどに孤独なひとときは、孤独だからこそ感じられる喜びを与えてくれる時があるからだ。 そして、朝。エネルギーが高いという昇ったばかりのお日様の光に包まれていると、闇に怯え静かに耐えているような存在がいつも自分の内に宿っていることさえ、それでこそ生きているのだという大きな安心に変わってしまう。闇の中にある喜びこそが本物だと、わけもわからずそう思う。むしろ昼は、個人的には形に過ぎない気がするほどだ。ぼくもどうもお天道様への感謝が足りないようだ。 生きて、いる。 それでも、きょうを 生きて、いる。 「あめつちのしづかなる日」の仲間たち お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 28, 2007 06:25:41 PM
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