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May 1, 2006
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カテゴリ:家族の日常
 「生」と言う字は、日本語の漢字の中でも最も読み方が多いものの一つだという。ごく代表的なものだけでも、音読みでは<セイ><ショウ><キ>…訓読みでは<うむ><なま>…などいちいちキリがない。

 それに伴い、意味も多種多様だ。

 ところで、花を「生ける」というのはなぜだろう? 「生け花」が15世紀後半、茶や書や能と同じように芸道として確立される以前、花は「立てられる」対象だった。「花を立てる(または「たつる」)」とは、主に僧侶が行う宗教的儀式だった。「立てる」とは「たてまつる」を指していた。

 それがどうして「生ける」になったのか? だって…花を「生ける」行為とは、花を切り、殺すことに他ならないから。
 昔から抱いていた<素朴な疑問>を何とか知りたいと思い、いろいろ文献に当たってみた。すると語源辞典に「昔、<生>には<埋葬する>という意味を持っていた」とあった。

 つまり、古来、宗教的儀式であった「花を立てる」行為は、室町時代以降「花を美しく造形して人の心を癒すとともに、花を埋葬する」所作になったのだろう。

 決して、野原の風景をそのまま切り取ったようには生けない。華道、草月流の創設者である勅使河原蒼風氏は、自らの技を表現する言葉として「花を造形る(いける)」を使っていた。

 一本の枝、一枚の葉もおろそかにはしない。なにしろ「花を生ける」とは、もとをたどれば埋葬儀式の一環でもあるのだから。

 それにしても…花を生けるという行為は刹那的なものだ。それを続けていくうちに、つい記録に残したいという欲望が抑えられなくなる。ブログを始めたのも、最初は自分のための記録を残す意味合いが強かった。花をあしらった時の風景や気持ちをいっしょに残しておきたいと思った。

 記録を残すためのスペースは失われてしまったので、当面の間、前のブログで綴っていた花日記をここに間借りしようと思う。

★060430roses

 最近は少なくなった肌色のバラ「ソニア」とオレンジのスプレーバラ


060430purples

 初夏の香りが近づくと花屋の店頭には紫色の花々が並ぶ。大きめの花瓶で楽しんだあとは、ちょっと疲れたところを切りそろえて小さな花籠へ。














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Last updated  May 1, 2006 04:30:10 PM
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