カテゴリ:経堂町小史
昨日ね、梅ヶ丘へ行ったんだ。そしたら、駅前のバス停に東急バスがいるんだよ。ふつうなら小田急バスなんだが、東急バスなんだな。バスの前の行き先表示は「回送」になっていてどこだか分からない。横にまわって路線番号を見ると「等」の字が見えるから、等々力だ。
携帯で「梅ヶ丘、東急バス」で検索したら、 新設系統(実験運行)実施のお知らせ 2015年8月3日(月)~2016年1月29日(金)までの平日のみ運行 等13 等々力操車所~駒沢~世田谷区民会館~梅ヶ丘駅 って出てきた。 あぁ、これは補助154号線が完成したんで、そこにバスを走らせる実験なんだって、分かった。 これって、昭和36年に決められた都市計画道路で、世田谷区の中央部を南北に結ぶ、言ってみれば世田谷区の悲願。 昔で言えば、世田谷区に合併する前の、松沢村ー世田谷町ー駒沢町ー玉川村を縦に結ぶもので、かつてあった東京山手急行の世田谷区内部分を代替する道路。 世田谷駅前のクランクを円光院の敷地を削って解消したんだけど、バスは世田谷区民会館周りっていうから、途中から世田谷区役所のほうに曲がっていくんだろうね。 僕らにとって残念なのは、補助154号線の一番北は、明大前で、あの、甲州街道から明大前駅の取り付け道路が、その一部なんだけど、松原町内に道路を通すのは、北沢税務署以北は、絶望的だってことなんだ。 赤堤通りから北の旧松沢村内にバスは走らない。 そういえば、数年前に社会実験してた、経堂ー八幡山間のバスは、小田急バスと京王バスの共同運行で一時間に二本ずつ走るようになった。 八幡山駅にバスが走るようになったのは、もともと、希望が丘団地と桜上水駅の間にバスを走らせる計画だったのが、どうも桜上水駅周辺に反対があったらしくて、それが頓挫して、八幡山へ行っちゃった経過があったんだ。 その後、経堂駅前にバス停が整備されて、経堂を中心とするバス路線が充実されつつあるんだ。 希望が丘団地からのバスが八幡山じゃなくて、桜上水だったら、経堂ー桜上水って路線だったのかも。 高齢化が進む中で、経堂ー桜上水間の住宅地には、やっぱりバスがあるべきだ。 僕らが若いころ、経堂には東急バスと小田急バスが来てて、東急は、上町へ出て、渋谷までか、もしくは東京駅南口まで。小田急は、梅ヶ丘から淡島通りを通って渋谷までの路線と、狭いすずらん通りを抜けて仙川まで行く路線と二つがあった。 一時、渋谷行きのバスは梅ヶ丘で分断されてしまったけれど、最近は、また経堂ー渋谷で走ってるんだね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 23, 2016 07:28:22 PM
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