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カテゴリ:プロの目
2013年度第2回の金沢競馬は前半週が終了し、残すは後半週、4月21日(日)、23日(火)の2日間。次回の古馬重賞・北國王冠(2300m)の前哨戦的なレースには要注目。
21日(日)のメイン(最終11R)は「ラ・フォル・ジュルネ金沢特別」(A1・1700m) 1番 フレアリングマリー 桑野等 2番 ナムラプラトーン 畑中信司 3番 テンシノデジタル 青柳正義 4番 マーベラスキング 平瀬城久 5番 アルドラ 米倉知 6番 トウショウジオン 吉田晃浩 7番 タートルベイ 堀場裕充 8番 ラストノート 田知弘久 9番 マイネルブラジリエ 川添明弘 10番 サクラルモンド 藤田弘治 11番 トップフィーリング 松戸政也 前開催の重賞・スプリングカップが当日の悪天候で取り止めになったが、そこに出走予定だったのは3頭だけ。大きな影響はなさそうだ。そして、ナムラダイキチ、ジャングルスマイルは23日(火)笠松・オグリキャップ記念に遠征予定。「2強」不在の一戦は馬券圏内となると、どの馬にもチャンスが出てくるが...。 中心は地力断トツのタートルベイで異論はないだろう。同じ2強不在だった3月17日のA1(1700m)は仕上がり途上に思えたが、ねじ伏せて完勝。地力を再認識させられた。気配や追い切りの動き自体は明らかに今回の方がいい。前開催の重賞が取り止めで1ヵ月以上間隔が開く格好となったが、調整が狂ったという印象や極端に重い感じもない。前走以上の走りを期待できそうだ。 対抗格には今季緒戦でタートルベイに敗れた馬より未対戦の馬から。底を見せていないナムラプラトーンだ。メンバー中、唯一の休養明けだった3月26日のA1(1700m)は着差こそ1/2馬身だが完勝。距離適性を考えて7月の金沢スプリントカップまでは1700m以下に専念の予定だけに2000m重賞の前開催はパスしたが、先週にはナムラダイキチとの併せ馬、そして今週は単走で好時計をマーク。むしろひと叩きして更に調子を上げている。守備範囲だがベストはもう少し短い距離だけに逆転までは微妙だが、控える競馬も問題ない今なら崩れぬはず。 アルドラも同期のナムラプラトーンと力差があるとは思えないだけに上位争い必至だが、こちらは前走・船橋遠征で減った馬体の回復具合を当日に確認したいところ。 少し甘いが堅実トウショウジオンやマーベラスキング、前々回小差2着サクラルモンドも立ち回り一つで上位可能。気難しそうだが転入馬トップフィーリングも通用の脚は持っている。 23日(火)のメイン(9Rの予定)は「倶利伽羅さん八重桜特別」(A2・1700m) ミミチャン、マンドリーカ、クロスデジタル、ケージーアメリカン、ガンズオブナバロン、ヤマチョウサン、ヒカルルーキー、トミケンプライム(転入)、テイエムトッパズレ、ヒカルヨコハマ、エイダイボルト(再転入)、カイカセンゲンの12頭が出走予定。 同じ1700mだった3月のA2は1着ガンズオブナバロン、2着ケージーアメリカンの決着が2度続き、ここで三度の対決。そこに前回のA2(1900m)を勝ったヒカルルーキー、昨季A2で4勝を挙げているエイダイボルトが加わる図式。より激しい首位争いになりそうだが、それでもガンズオブナバロンの目下の充実ぶりを買いたい。目覚めればA1好戦も不思議ない良血の素質馬だ。他ではカイカセンゲン、ヤマチョウサンも上位争い候補。 (文:競馬カナザワ 大井明洋)
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最終更新日
2013年04月22日 15時50分16秒
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