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カテゴリ:プロの目
6月25日~28日までの連続4日間の日程で、アルプスシリーズ後節(3日目~6日目)が行われる笠松競馬。ここでは各日のメインレースの展望をお送りしたい。 まず3日日は北陸・東海・近畿交流、3歳牝馬オープンによる「クイーンカップ」。笠松、名古屋、兵庫からいずれ劣らぬ精鋭が集まり白熱した戦いが期待できそうだが、なかでも注目は名古屋・ウォータープライド。前走で東海ダービーを制し東海地区のトップに輝いた。目標は前走であり、陣営からも「少しカイバの食いは落ちたかな」との声も聞かれるが、実績的にみて牝馬限定戦なら力上位なのは明らか。出てくる限りは勝算ありとみていいだろう。同じく名古屋のユーセイクインサーもこの世代の重賞戦線で上位をにぎわせてきた素質馬。笠松コースは(1100)と相性もいい。また2走前で中央交流を快勝、前走で1600mの特別を勝ったラブミージェームスも勢い十分。今回の名古屋勢はかなり層が厚そうだ。迎え撃つ笠松勢も快速馬ナデシコウイン、堅実味が売りのアスパラガスがいて簡単に主役の座を譲るとは思えないし、ホクザンルージュ、アースシェイキの兵庫勢もなかなかの実力の持ち主。ダービー馬・ウォータープライドで堅いとは言い切れない豪華なメンバー構成となった。 4日目はA-3組の「雷鳥特別」。実力馬、好調馬が入り乱れて混戦模様だが、中心は前走オープンでも人気をあつめたアプローチミーか。7着とはいえ勝ち馬からは0秒5差。一枚落ちのこの組み合わせならチャンス十分。また、前走、中央500万交流戦で見せ場を作ったエーシンホーマー、エーシンウィンマン、コイスキャーレも地方勢限定のここなら地力上位の存在だ。好調組ではここへきて3連勝のタッチデュール、転入以来ポンポンと連勝を飾ったリプレイスインディに注目。どちらもまだまだ奥がありそうなレースぶりだっただけに、相手強化のここでも楽しみ。また、転入2走目の前走で2着と変わってきたシンビオシスも軽視できない1頭だ。 5日目はC-1組の「アルプス特別」。前走勝ち馬が集結する激戦区らしく、今回も好メンバーがそろっているが、なかでも注目は前走でこのクラスを勝ったボクノテンシ。まだモマれた時に不安はあるが、スピードの絶対値はC級では一枚上。距離が1400mに短縮されたのもプラスで、一気に押し切ってしまいそう。波乱があるとすればハイペースになった時か。その場合は差し脚堅実なエーデルシュタインやヤマニンヘリテージ、前走の勝ちっぷりが鮮やかなエスティフェスタあたりが浮上してきそう。また、すでにこのクラスで2着の実績があるトーセンタイムリーも素質は高く目が離せない。 6日目はA-2組による「乗鞍短距離特別」。今開催はオープンが編成されておらず、ここが実質的な最上級クラス。A-2組としてはかなりの好メンバーになっているが、中心に推したいのは、約7カ月ぶりの戦列復帰となった前走で0秒2差と健闘したエーシングレーソロ。ひと叩きした効果もあって、攻め馬の動き、気配ともに前走時よりグンとアップ。上積みはかなりありそう。同じレースでこれに先着したバンダムミュートスも有力な1頭。前走は決して得意とはいえない1800m。それでも3着に健闘できたのは好調な証拠だろう。(0511)と1400mで勝ち鞍こそないものの、過去の実績からみても距離が短縮されるのは有利で、勝機も十分にある。ほかにもエーシンダッシュ、ドリームスカイラブ、エーシンアクセラン、名古屋・マコトカリバーンなどの実力馬が虎視眈々と上位進出の機をうかがっているし、さらには前走で勝ち鞍をあげたマーメイドジャンプ、ヤマニンデューン、マルヨコンバットも体調の良さをキープしており、実績組とも互角に渡り合えそうだ。
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最終更新日
2013年06月24日 15時13分02秒
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