エンドレスな対症療法1
この種の薬を自覚無しに医師に処方されるまま飲んでいると決して完治しない対症療法の薬漬け状態になる。 僕の過去の記述を読んでみて、これと関連があって良く考えてみると間違いだった見解に”パキシル”についてのことがある。 僕が過去にパキシルを断薬して離脱症状が全く出現しなかったことを書いているが、当時は僕に対する投薬の種類が頻繁に変更されておりパキシルの断薬に際しては他の薬でうまく代用出来た為、離脱症状の出現(よく考えてみればその当時の鬱及び不調状態が離脱症状かもしれない)がなかったように感じたかもしれない。 まあ当時は離脱症状自体存在することを知らなかったから。 良くこの種の薬を服用して”この薬は自分に合う、合わない”という記事を見かけたりするが、これは薬を変更して以前の薬の離脱症状が新しい薬によってカバー出来たか出来なかったかただそれだけのように思えるのだ。 僕自身がまさしくそうだったから。 記憶を辿ってみると僕は病院に行き投薬をする前に鬱と将来に対する不安、不眠に襲われた。 そして我慢できず通院して薬を服薬したことで何日も続いた不眠から解放された。 しかしもう一つ強烈に覚えていることは服薬してから何日かして、服薬前以上の恐怖感、不安感、鬱になったことだ。 病院近くのパーキングの車中で何とも言えない恐怖、不安感を感じながら夜まで震えていたこと。 数日続いた不安感、焦燥感から先生に泣きを入れたこと。 僕自身の存在価値は?生きてても意味がないんじゃないかと際限無い負の感情。 こんなことは人生今まで一度も無かったしこんな状態になったのが理解出来なかった。 それから結局私は薬に頼った。 そして陥った。 薬の耐性による不定期な症状の悪化と増薬。頻繁な投薬の変更による離脱症状の出現とエンドレスな対症療法に・・・