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読書三昧・映画三昧・・・ときどき日々のこと

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2011年07月27日
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カテゴリ:日本の作家 ま行

7月26日読了


鬼畜の家

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
「おとうさんはおかあさんが殺しました。おねえさんもおかあさんが殺しました。おにいさんはおかあさんと死にました。わたしはおかあさんに殺されるところでした...」保険金目当てで家族に手をかけてゆく母親。その母親も自動車もろとも夜の海に沈み、末娘だけが生き残ることになった。母親による巧妙な殺人計画、娘への殺人教唆、資産の収奪...信じがたい「鬼畜の家」の実体が、娘の口から明らかにされてゆく。第3回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作。

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
深木章子(ミキアキコ)
1947年生まれ。東京都出身。東京大学法部卒。1973年から東京弁護士会所属弁護士として活動後、60歳を機にリタイア、執筆活動を開始する。2010年、『鬼畜の家』で第3回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞

 

 

 

     「コミュニケーションに必ずしも言葉は必要ない。」

 

 

 

 

こりゃぁ、スゴイ!!!

もう、どえらい作品だ!

「オーダーメイド殺人クラブ」の次に読んでしまったので、

暗澹と、陰鬱と、自分がどんどん汚れていくような

なんとも言いようのない、読み心地。

ほんまに、何と言う・・・・。

 

「鬼畜」とは・・・

もとは仏教用語で、仏教の概念である六道のうち、餓鬼と畜生の二道をあわせた「餓鬼畜生」の略語である。
上記の用語が転化を重ねて、人を人とも思わないような残酷な行為、また性的行為を含む非道な行為をする人間を指していうようになった。

 

物語の構成自体は、目新しいものではない(・・・と、思う)。

でも、ミスリードされる。

3章後半、ちょっとした違和感。

きっと、こうなるだろうと思いながら読むと、

思わぬところで、してやられる。

 

お見事としか、言いようがない。

深木さん、東大出身。弁護士を経て 文筆の道へ。

安心して読める。稚拙さが全くない。

なんだか、スゴイぞ。

この打ちのめされた感。この完成度。

またまた、どえらい新人(?)が現れた~~!!!!

 

 

 

 

★★★★☆






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最終更新日  2011年07月27日 20時44分06秒
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