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コトノハ~慧真館~

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Feb 9, 2010
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カテゴリ:塾長の教育論
前期で合格を果たした中3生が塾に来た。
ちなみに、うちの塾は前期合格者は、その時点で塾を『卒塾』という制度を取っており、合格後に塾に通うことは出来ない。
「英検の準2級を受けるために勉強したいんですが、何か良い教材はありませんか?」と聞きに来た。
前期で合格した時点から、その子の心はもう高校の勉強内容に向いている。
高校でちゃんと授業についていけるように、後期で入学してくる子たちに負けないように、合格後も遊び呆けることもなく、きちんと自分の勉強をしている。

前にも書いたが、その子はうちの塾の開校当時から通ってくれた子だ。
一緒に入塾した友達が1人2人と辞めていったなかで、その子は最後まで踏ん張って塾を続けた。
とても厳しいことで有名な部活の部長を務め、塾と部活との両立で人一倍苦労していた。

部活と塾との狭間で辛い日々が続き、塾を辞めそうになったことは一度や二度ではなかった。
お母さんと塾の継続について話し合ったことも何回あるだろう。
それでも、この子は塾を辞めなかった。
部活でどれだけ精神的・肉体的に疲れていても、塾に来て私に叱られ続けても、この子は塾を辞めなかった。

今日その子と、これまでの偏差値の伸びについて話した。
「8月の模試から1月の最後の模試までに、中3生の中で一番偏差値が上がったのは、実はお前なんだよ。」と言った。
6ヶ月で偏差値を14も伸ばしている。
彼女には、そんなに伸びた自覚は無かったらしい。
驚いた顔をしていた。
「これは、どんなに大変な時でも、どんなに俺に怒られても、負けずに頑張って続けてきた結果だよ。」と、彼女に対して言った。

継続は力なりという言葉がある。
たしかに継続することでしか力は付かない。
しかし、継続することそのものが、実は一番難しい。
特にうちの塾のような厳しい塾だったら尚更だ。

一つのこと、特に自分にとってしんどいことを、最後まで継続することが、どれだけ困難で、どれだけ大変なことかは計り知れない。
彼女はそれをやり遂げた。
逆に言えば、それをやり遂げるだけの強さがあったから、偏差値をこれほどまでに伸ばせたのだと思う。

本人は高校の勉強について心配しているようだが、一番難しいことをやり遂げた彼女だから、私はそれほど心配していない。
この子は、この塾で、また受験を通して、非常に多くのことを学んだし、多くの能力を身に付けた。
しかも、今もちゃんと未来を見据え、勉強を続けようとしている。
もう、どこに出ていっても、この子は大丈夫だ。





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Last updated  Feb 9, 2010 11:43:21 PM
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