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カテゴリ:日本酒
もらいもの 平成22年2月に瓶詰め、と記載。 千葉県 香取市 佐原ばやし・蔵出し原酒・本醸造・生詰 馬場本店 http://www.babahonten.com/index.htm 滋賀県産みつひかり(精米歩合65%) アルコール度19~20% 参考価格:2380円(1800ml) 香りは有って無い様なもの。 冷凍庫から出したばっかりの保冷剤みたいな香り。 本醸造だからその辺は特に期待してなかったので想定内。 のっけから粘性を感じる口当たりと圧力を感じる重厚な飲み応え。 いかにも“生酒”“原酒”って感じ。 ・・・でありながら、結構甘口で飲み易いのが意外。 甘味の出方が人工的でややわざとらしい部分は有るが、飲み易さを生む要因であるのでここは無視出来る。 ただ、この甘味が余韻の苦味の目立つ原因であり、フォロー部分でもある。 (こういう点が、自分が本醸造日本酒に興味が湧かないところ。 米の甘味が酒の苦味を強調し、その苦味が甘味を過度に強調、 のバランスを崩し合う良くない無限ループ。 長所と短所が同一で互いに潰し合い、 早々と底が見えて前進を感じ辛いところが鼻について苦手。) ただ、生粋の日本酒ファンに言わせると「本醸造酒が美味い蔵元こそ本物の日本酒メーカー。 吟醸酒が美味いなんて当たり前。」であるらしい。 そう考えるとこの酒はかなり出来の良い日本酒なのかな!? ワインで言えば、「一級特級が美味いのは当たり前。ACブルが美味い造り手が本物」みたいな考え方か。 味のボリューム感がしっかりしてて、いかにも“日本酒”的な飲み応えがすごく大きい。 焼酎に近い位のアルコール度数なのがこのパワーを生み出してるのかも。 本醸造規格であることを考えれば、香りはともかく、味はかなり良い。 日本酒好きな人ならこれは一目置ける酒ではなかろうか!? ツマミはやっぱり生の魚介類。 この酒の独特の圧力を考えると、あまり濃厚だったりしつこい味だとぶつかると思う。 白身魚の刺身、イカ、タコ、ホタテ等にわさび醤油がピッタリ。 あっさりした淡白な味を後押し出来る力があるので、それを活かそうとすると大体そういうチョイスになりそう。 値段以上。 720ml瓶なら1500円前後出しても納得しそう。 これは「日本酒が好きな人」が大いに好みそうな日本酒。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010/03/27 04:02:44 AM
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