マコネー レ・ミュール2009 フレデリック・トゥルイエ
ブルゴーニュ マコネー地区 AOCプイィ・ロシェ Pouilly-Loche レ・ミュール2009 Les Mures フレデリック・トゥルイエ Frederic Trouillet シャルドネ100% ステンレスタンク醸造、ステンレスタンク熟成? アルコール分13.5% 輸入:有限会社 土浦鈴木屋 購入価格:1890円色はやや薄い黄色。香りはレモン、粉砂糖、オレンジ、水飴、チャービル、ピーナッツ?オリーブオイル?味は苦味を伴う酸味と薄い甘味。余韻に薄い苦味と酸味を伴う薄い甘味。香りは柑橘要素が強く、オイリーさは それほど無い。味も意外とスッキリあっさりしてて、万人向けの傾向。味はミネラルの効いた酸がしっかりしてて、余韻の薄い甘味が果実感を上手く立たせる。香りも酸や甘味を支える要素が出ており、サポートはそこそこ上手い。突出要素は無いし、時間経過にも強いし、一定の重みとバランンスの取れた飲み応えは感じられる。正直 葡萄のフレッシュ感は感じれど、ワインとしての深みはあまり感じない。この系統で行くなら、イタリアの白の方が明確に上。個人的に こういうのも嫌いではないが、マコネーのシャルドネとしては少々拍子抜け。もっと味か香りにブルゴーニュのシャルドネらしい蜜感や重さが有れば、他地域との格の違いを感じられたのだが。これはこれで、まぁまぁ高汎用・万人向けの味わいではある。シャルドネワインとしては一定の美味さは有り、繊細とは言えないが、味要素の組み合わせは割と頑張ってる部分は理解出来る。フランス・ブルゴーニュのマコン的ニュアンスを期待しないのであれば、それなりに力を見せてくれるシャルドネワイン。料理は魚のソテーかクリームシチューとかだろうな。ワインの苦味や酸を活かすか、甘味を足しつつオイリーさを補填するかが出来れば理想。フランスのマコンというより、イタリアのちょい重白ワインと思った方が上手くイメージにハマると思う。とりあえず値段相応。味も香りも万人向けで、あっさり飲み易い感じ。ブルゴーニュ・シャルドネという点にAOCプイィ・ロシェという点を乗せて、何とか相応評価。ただ、同じブル・シャルなら、1680円位のシャブリの方がマシと言われても納得するわりと微妙なライン。残念ながら、これならカリフォルニアの樽熟シャルドネを選ぶであろう弱さ。好みの点は確かに大きいが、これは「ただのシャルドネワイン」と言われても言い返せない無個性な部分が大きい。白ワインとしては まあまあ納得もいくが、価格の割には全体的に物足りなさが目立つ。ドメーヌ・トゥルイエ プイィ・ロシェ レ・ミュール2008価格:1,980円(税込、送料別)およそ適正価格。樽の効いたシャルドネが苦手な人なら、それなりに美味しく飲める。