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カテゴリ:日本酒
静岡県 富士宮市 高砂・山廃・純米吟醸・山田錦 Takasago Yamahai JunmaiGinjou YamadaNishiki 富士高砂酒造株式会社 FujiTakasago shuzou 兵庫県特A地区産山田錦(精米歩合55%) 静岡酵母使用 2017年2月製造 日本酒度 -3 アルコール分 15 購入価格:1467円(720ml) 未熟なメロン、甘くない洋梨、ラムネ、飴? 出力や出方は静かだが、内容的には綺麗。 ジワ~っと出る甘味、ゆっくり伸びる苦味と旨味。 まさに山廃づくりと吟醸酒の中庸の味わい。 意外と酸味が出て来ないけど、この辺は日本酒度マイナスの特徴? 吟醸酒だけど、香りがうるさく出ないのがいい。 口当たりは澄んだ雰囲気で、口内で温められて旨味感が拡がる。 山廃仕込みからくる(?)旨味感で厚みを出してるのか、味自体は結構美味しい。 山田錦の甘味と香りを酵母で制御してる(?)。飲んでて「あ~、なるほど!」と納得いく味。 他県の吟醸酒を飲み飽きした人なら新鮮に感じるかもしれない。 山田錦に鮮烈な香りと澄んだ甘味を求める人だと、ちょっと物足りなさを感じるかも。 だが吟醸酒の澄んだ甘味と山廃のボリューム感を同時に楽しむなら上出来。 やはり、色々飲みまくって飽き始めた人が飲むと高評価に繋がる(?)。 そうでない初心者だと、美味さが分かりにくいかもしれない。 以前飲んだ高砂・大吟醸の流れに通じるのが分かる気がする。 香り出力は穏やかだが、甘味の出方はクリアーで、苦味のボリューム感は山廃のオマケ。 あくまで似た様な感じ。作り手が同じだからという事かな。 今回のは普段飲みの日本酒の一つの到達点で、方向性は同じでも、品評会用の日本酒の流れとは違う気がする。 やはり大吟醸以上は品評会向けで、純米吟醸クラスが日常消費の味覚上限。 で、自分は純米吟醸格が一番好き。(大吟醸も嫌いじゃないけどね) ☆熱燗にしてみた☆(湯呑みに150ml程注いで電子レンジで約1分。体感48℃前後) 香りは綿飴っぽい雰囲気が追加。 味は酸味と旨味が大幅に増し、山廃の感覚を全力で発揮。 冷めてきて温めの温度になると苦味が出てきた。(レンジ加熱は冷めるのも早い) 吟醸酒なので、燗酒の場合はぬる燗がオススメの様だが、実際にはぬる燗だと半端。 冷や(常温)以下か、上燗(46~50℃)がベスト。 魚の刺身が無難だが、塩焼き魚も問題無し。 酸っぱいツマミだと甘味と苦味が乱されそうなので、(特に野菜の)酢の物以外で。 旨味の共通点が繋がれば、肉類でもOK。何でもイケる。 焼肉、ロースト、蒸し物、調理方法は問わない。西京漬けとかも合いそう。 値段相応。 これはとても出来の良い日本酒。 変な純米大吟醸よりも、この高砂・山廃・純米吟醸。 冷酒も燗酒も両対応可。 最近(ここ1~2年位)、山田錦+9号酵母の組み合わせは香りがケバケバしく感じて苦手になってる。(いまのとこ、美山錦+7号酵母辺りの出力の吟醸酒が丁度良い) そこいくと、この静岡の大人しい酒が妙に(実力以上に?)美味く感じる。 自分の「飲み手の経験」という要素もなかなかに厄介ww。全然客観的になれない。 ★楽天検索 高砂 山廃 純米 吟醸★ 楽天扱い2件 日本酒博物館で1459円、1升瓶2936円 ビッグボスで1升瓶のみ2894円 まあまあこんなもん。 およそ値段には見合ってる。 日本酒は4合瓶1300円前後を超えた辺りから、1200円前後の酒と比べて急にクオリティに差が出てくると思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017/09/16 04:31:16 AM
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