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コーチ賢ちゃんの「コーチング談義」

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2008年08月11日
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カテゴリ:夢の実現
    スイス3大名峰の一つ「マッターホルン」の勇姿


 数年来の夢が叶い、カミサンとのスイス旅行から帰って後、いろいろな出来事が重なり2週間が過ぎてしまいましたが、遅ればせながらレポートさせて頂きます。

 スイスに着いた最初に、現地に30年住む日本人のガイドさんから聞いた、スイス国民の基本的な考え方についての2つの話しに感動しました。

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■話題1■

 スイスという国は、「子供に大きな顔をさせない(大人の邪魔はさせない)」という文化が根底にあり、小さいころから家事を手伝わせ、ちゃんと出来れば徹底的に褒め、失敗したら次にはうまく行くようにサポートしながら、「自律(自立)」出来る子供を育てています。

 ですからスイスの子供は、大人に依存せず、何でも1人でできるように育てられていきます。その結果、高齢になっても老人が「自立(自律)」していて、自分のことは自分でするため、家族に依存することがないのです。

 つまり、スイスには日本のような「老人問題」は存在しないのです。

※1 大自然の中で牧草を育て、家畜を飼い、チーズなどを作って生活
   していれば、アルプスの少女ハイジのお爺さんのように健康で、
   病気にかかりにくい体になるのかな? などと思ってしまいまし
   た。

※2 スイスの山の遥か上の方にポツンと家があり、あんなところに住
   んでいて病気になったらどするんだろうね? という話をしてい
   たら、ガイドさんが「地域ごとに決められた医療機関があり、万
   一の時は通報を受けて、どんな山の中へもヘリが救援に向かうシ
   ステムが出来上がっている」とのことでした。

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■話題2■

 スイスでは「自分で責任を持ち、人に迷惑をかけない」という考え方が徹底しています。

 例えば、駅から電車が発車する時、日本では発車を知らせるアナウンスが流れベルが鳴り、親切に教えてくれます。

 ところがスイスでは、発車の時間が来てもアナウンスも無ければ、ベルも鳴りません。静かに自然と共に暮らすことを大切にしている国民ですので、これらの「騒音」は「人の迷惑になること」と考えるからです。

 ですから発車時刻になると、何の前触れも無く突然ドアが閉まり、電車が動き出します。次に止まる駅のアナウンスも通常はありません。

 もし途中の駅でホームに降りて、突然ドアが閉まり電車が出てしまったとしても、それはその人の「自己責任」ということになり、だれも助けてくれませんので、充分にお気を付け下さい。

 また、ホテルのレストランなどで食事の開始時刻が決められている場合は、ちょうどその時刻に行くことが、スイスでは常識です。それより早く来られると、準備や食事をしているレストランの方に「迷惑をかける」ことになります。

 日本では、遅れては相手に失礼になると、多少早めに行くことがありますが、スイスでは時刻を厳守するようにして下さいね。

 そういう意味では、日本よりクールな(冷たい)感じがするかもしれませんが、基本的な考え方が違うということを理解すれば、人に干渉されることも無く結構住みやすい国だと感じています。

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 この2つの話を聞いてから各地を回る中で、他者への「思いやり」を表現する方法にも、色々な視点があることを再確認できました。

 「自己責任」「他者に迷惑をかけない」「自律(自立)」に軸足を置き、人と人との間に一定の心の距離を保ち、「過干渉」や「おせっかい」を避けることで得られるメリットやデメリットについて、今回のスイス旅行で考える機会を得られたことは、大変有意義でした。

 「海外から日本を見ると、新たに気付くことがある」を実感でき、大いに視野を広げることが出来た1週間でした。

 父の容態が気がかりでしたが、留守を守ってくれた息子や弟家族のお蔭で、貴重な体験が出来たことを心から感謝しています。








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最終更新日  2008年08月11日 23時19分11秒
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