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コーチ賢ちゃんの「コーチング談義」

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2012年07月09日
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カテゴリ:夢の実現

2012 梅雨の合間の庭3.jpg

                              玄関のイソトマ



 先日の尾鷲での研修の行き帰りには、電車の中で読書を楽しむことができ、とても有意義な時間を持てました。

 今回読んだ本は、以前から時間ができたら読もうと思って買っておいた、「ひすい こうたろう氏」と「白駒妃登美氏」の共著、『人生に悩んだら「日本史」に聞こう』でした。

 賢ちゃんはこの本から、コーチとしての視野を大きく広げてもらうことができ、感激でした。この本を読んで、自分がずっと感じていたことを、「やっぱり、そうだよね!」って、確信を持てたからです。

 「白駒妃登美氏」は冒頭でこのように書いておられます。

 『私は、目標をかかげ、そこにひたすら邁進していく、いわばアメリカ型の成功哲学を20年以上追い求めできました。受験勉強、就職活動、客室乗務員時代、そして子育て、すべてにビジョンを描き、目標を立ててやってきました。

 それなりに結果も出て、楽しかったのですが、でも、私は息切れしてしまったのです。

 目標を達成できないとき、サボつてしまうとき、そんな自分を責めていました。

 目標が達成できたときも、満足したらそこで終わりと、「次は何?」「次は何?」と、いつも何かに追い立てられていたような気がします。

 また、マイナス思考になってしまう自分を許せなくて、常に明るくプラス発想でなくてはいけないと、いつもどこかで無理をしていました。

 でも、そもそも日本人にとって、「成功」=「幸せ」だったのだろうか……。日本人の本来の生き方は、アメリカ型の成功哲学とはちょっと違うところにあるんじゃないか……。

 そんなふうに感じているときに、人間の進化には、2通りのカタチかおるという話を知りました。

 ひとつは「目標達成型」。これは夢や目標を持ってそこに邁進していくタイプ。もうひとつは「天命追求型」。目の前にある課題に対して、ひとつひとつ力を出し切ることによって次の扉が開き、新しいステージに運ばれていくタイプ。

 白分から目標に向かって行くのか、まわりから運ばれていくのか、という違いです。

 日本史を見つめ直したときに、「おかげさま」の精神をもつ日本人の感性に合っているのは、「天命追求型」だと思ったのです。まわりから応援されて運ばれていく、天命追求型こそ日本人の生き方、日本人の夢の叶え方なのではないかと。

 無理やり日標を作らなくていい。無理やり自分の人生を創りださなくていい。ただ、いま目の前のことをひとつぴとつ大切にしていけばいい。そう気づき、なんだか、生きることに対して、安心感が生まれました。

 夢の背景には、実は、「こんな自分は嫌だ」という不満があったりします。でも、不満から発したものは、どこまで行っても不満と別れられないのではないでしょうか。人は不満をもっている人ではなく、楽しんでいる人の周りに自然に集まっていくものです。

 秀古が懐で温めておいた草履を信長に出すとき、きっとワクワクしていたと思います。信長さまは喜んでくれるだろうと。秀吉は、雑用係を楽しんでいたのです。

 1ヵ月かかる石垣の修理では、「これを3日でやったら、みんな仰天するだろうな」と、やっぱり、秀吉はワクワクしていたと思います。

 相手の予想を超えようと工夫をするとき、草履を出すという雑用ですら、楽しい「ゲーム」に変わるのです。楽しいからもっと工夫する。すると、気づいたら、自分を応援してくれる仲間に囲まれて、夢にすら思わなかった天下統一まで辿り着いた。秀吉はそんな人生だったと思います。

 夢にすら描かなかったところへ運ばれる。これは、夢を超える生き方です。

 この数年、日本人らしい生き方を意識し、ひとつひとつのご縁を大切にしながら、目の前のことに心を尽くして生き始めたら、ダメな自分も受け入れられるようになりました。昔は、刺激的な非日常ばかり追い求めていたのですが、今はごく普通の日常にも幸せを感じます。

 すると不思議です。自分でも夢にすら描いていなかった現実が、どんどん向こうからやっで来るようになったのです。テレビ出演のお話や、ひすいさんと、この本を作らせてい力だく流れになったのもそのひとつ。

 夢って言葉は素敵だけれど、もしかしたら、自分で自分の限界を決めてしまっているのかもしれません。でも、いつだって、あなたの可能性はあなたが描く夢より大きいのです。そこへ運ばれてください。

 ご縁を大切に、いま、ここでやれることに工夫を施す。すると、人生に風が吹き、思ってもみなかった場所へ運ばれます。あなたの「命」が「運」ばれた先、それがほんとうの「運命」です。

 さで、あなたはどこに運ばれるのでしょうか?
 ワクワクしできますね。』


 この書き出しの文章に強く共感した部分があります。

 それは、『「人間の進化には2通りのカタチがある」ということで、ひとつは「目標達成型」、もうひとつは「天命追求型」です』というところです。

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 ちなみに、コーチングでは「目標達成型」が主流です。

 コーチングでは、大きく分けると以下の4ステップで、クライアントの夢の実現を支援します。

1.その人が内側に持っている「この世で実現したいこと」(個性・人生の目的)を明確にする

2.これにふさわしい「目標」を設定する

3.「目標」から実行可能な「行動計画」を創る

4.行動を見守り、目標を達成するまで支援する


 目標設定においては、例えば、「看護師の資格を取得し(目標)、医療を通じて病気の人を元気にしたい(目的)」など、その人の人生の目的にふさわしい目標を設定します。

 「目標」は、『それを達成することで、その人が内側に持っている人生の答え(人生の目的・幸せ)に近づくことができるような「目標」になっている』ことが決定的に重要なのです。

 なぜなら、「目標は達成できたが、幸せになれなかった」では、人生を後悔することになるからです。

 このことを、世界のトップコーチの一人、スティーヴン・R・コビー博士は次のような名言で、伝えてくれています。

 『梯子を掛けるところを間違えれば、どんなに速く駆け上がっても、見当違いのところに速く着くだけである』

 人生の目的(幸せ)にしっかりつながっている「目標」を設定し、これを実現するために努力すれば、多くのメリットが得られます。

 明るい未来への展望や希望を持つことができる(未来から今を見られるようになる)

 いきいきと喜びを持って日々努力できる(結果だけでなく過程にも意味を見出せる)

 自分自身の成長が早まる(MustではなくWantで取り組める)

 人生の主人公になれる(周りに流されない生き方ができる)など

 そして、実際に目標を立ててそれを達成することを繰り返しながら、いい人生を創造しておられる方は、この日本にも大勢おられます。

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 ところが、コーチングの授業をしていると、「目標を達成した具体的な場面・状態」が思い描けない生徒さんが、たまにおられるのです。

 例えば、「○年後に、職場をイキイキ、ほのぼの、ワクワクにしたい」「この世を去る時、周りの人から感謝されるようになっていたい」などの「精神的な価値」を目標に持っている方で、どのような事を達成すればそうなれるのか、イメージが湧かない方(多分に感覚派の方)です。

 そこでそういう方に賢ちゃんは、中村文昭さんの提唱しておられる「天命追求型」の方法や、本田健さんが提唱しておられる『「幸せへの自動ドア」が開くに任せる』方法をお勧めしています。

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 中村文昭さんの提唱している「天命追求型」は、中村文昭さん自身が「何を目標にしたらいいのか分からず悩んでいた」時に、彼の師匠から教えてもらった方法なのだそうです。

 その内容は、次のようなものです。

 『目標を設定できない人は、以下の4つのルールを守って、目の前の人を喜ばせろ!

1.返事は、0.2秒以内に!
  (自分にとって損か得かを考えず、素直にハイと言え!)

2.「頼まれ事」は「試され事」と思え!
  (相手の期待を上回る成果を出して、相手を感動させろ!)

3.できない理由は言うな!

4.今できることを探して、今直ぐに行動しろ!

 これを徹底して実行すれば、人から頼りにされ、やがて自分にしかできない「役割・使命」を手に入れることができるようになるから・・・』

 中村文昭さんは「飲食店の経営」「ブライダルレストランの経営」「日本中で年間360日講演」「本の出版」などを実現して来ておられるも、自分からこれらを目標にして行動したことは一度もなく、上の4つを徹底してやっているうちに、このような役割・使命を与えられるようになった、と語っておられます。

 そして、この方法を「天命追求型」と、講演の中で語っておられます。

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 また本田健さんは、目標が定まらない人は、以下のような方法で人生を切り開くことを提案しておられます。

1.自分が、イキイキワクワクすることを生活の中で見つけて、実行する。

2.イキイキワクワクやっていると、いつか周りに応援する人が出てくる。

3.応援者のアドバイスに感謝しながら、それを受け入れて更に努力する。

4.すると「幸せへの自動ドア」が開いて、次のステージに導かれる。

5.ここでも、イキイキワクワク新しい事に挑戦する。

6.するとまた、新たな応援者ができる。

7.応援者のアドバイスに感謝しながら、それを受け入れて更に努力する。

8.すると次の「幸せへの自動ドア」が開いて、また新たなステージに導かれる。

 これを繰り返すことで、人生が開けていく。そして、後から振り返った時、「これが自分の求めていた人生だったんだ!」と気づくことになる。

 彼はこれを『「幸せへの自動ドア」が開くに任せる』方法、と講演の中で語っておられます。

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 このふたつの方法「目標達成型」「天命追求型」はどちらが「正しい」という問題ではなく、どちらが自分にとって「楽しい」かが重要だと、賢ちゃんは考えております。

 自分にとって「楽しい」方を選び、いい人生を創造していきましょう!

 賢ちゃんはコーチとして、どちらを選択した方にも、幸せになるための支援をさせて頂きますので・・・







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最終更新日  2012年07月25日 00時29分31秒
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