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カテゴリ:2008年ドラマ
今期、一番のバケモノ視聴率ドラマである「ごくせん」。
初回の視聴率は何と26.4%。2話も24.8%と だんだん落ちては行くものの、相変わらず高視聴率を保っている。 高視聴率を期待された月9「CHANGE」や、同じく高校生を描いた 「ROOKIES」と、よく比較されているが、この視聴率を他の番組に 期待するのは間違いと言う物である。 「CHANGE」は、そのテーマや俳優陣の年齢などで、最初から 視聴者層が限られている。 政治の話は苦手意識の強い人も多く、多人数の共感を得るのは難しい。 「ROOKIES」は、同じ土曜放映だが、時間が早すぎる。 8時と言う時間は、じっくりとテレビの前に揃う時間ではない。 。。。と言う事で「ごくせん」だけど、これは高視聴率を得られる ポイントが多く揃っている。 ・土曜日は、学校も仕事も休みの人が多く、9時台は 食事も終わって時間が経ち、家族全員が一息つける時間帯である。 ・「ごくせん」は「水戸黄門」や「ポケモン」にも通ずる 勧善懲悪ストーリーである。 話が難しくないので、子供から年寄りまで楽しむことが出来る。 ・第一シリーズから、若手イケメン製造所の体があるので、 女性視聴者の心を掴む事が出来る。 ストーリーは非常に短絡的。 どこも錬った部分はなく、有り得ない~、の連続だが、 週末にボーっと見ている分に疲れることがない。 本日放映された第6話も、メンバーの1人の恋絡みであり、 前回も見たような。。。どこかで見たような粗筋だ。 あんなの悪いのは全部「外に行きたい」と言って、病院の許可もなく 外出した女の子の方であり、一緒にいた男子(もう役名も解らん)が 責められるのは理不尽以外の何物でもない。 でも、何となく、毎回そんなストーリーなのである。 まず、ヤンクミ(仲間由紀恵)と教頭(生瀬)の絡みがあり(私はこれが好きである)、 生徒の1人が何か問題を起こし、 そして、毎回9時40分前後から、なぜか倉庫で乱闘が始まり、 ヤンクミが現れる。 まず2つに結んでいる髪をほどき、メガネを外し、 (職場では「なぜあの時、髪をほどくのか?結んでる方が戦いやすいじゃん」 と言うのが話題である。私は毎回放り投げられている、あのメガネが心配だ) きまり文句「私?私はこの子の担任の先生だよ」 から、ヤンクミが1人でバッタバッタと全員やっつける場面まで。。。 そして、何か、ちょっと泣けてしまう結びがあり、 ヤンクミが生徒達と「あはは♪」と絡む場面があって終了である。 「水戸黄門的ストーリー」とは、そうした物である。 どこかで見たからこそ、安心して見る事が出来るのだ。 奇抜な展開をしないことが、このドラマの「期待」であり、 それは毎回、裏切られてはならないのである。 さて、イケメン製造所としての「ごくせん」だが シリーズが進むに連れ、役者の知名度は落ちている。 第1シリーズの主要メンバーは、 松本潤、小栗旬、石垣佑磨、成宮寛貴、脇知弘 ドラマが始まる前から、すでに知名度がある若手が揃っていた。 これは、初めてのシリーズなので、役者で視聴者を 釣らなくてはならないから当たり前の事なのだけど。 第2シリーズからは、若手養成所のようになってくる。 亀梨和也、赤西仁、速水もこみち、小池徹平、小出恵介 全員が今をときめく若手俳優だが、このシリーズが 始まった時には、まだ誰もそれほど知名度が高くない。 まさに、このドラマでブレイクした人たちである。 そして、現在の第3シリーズ 三浦春馬、高木雄也、石黒英雄、中間淳太、桐山照史、三浦翔平 すでに数々のドラマ、映画に出演している三浦春馬くんを除き、 全員が「誰?」と言う感じである。。。 6人中3人もがジャニーズ事務所らしい。 三浦翔平くんに到っては、このドラマがTVデビューらしい。。。 第2シリーズのように、このシリーズで飛躍して、 ぜひ大きな役者になってもらいたいものである。 何だかんだ言いながらも、このドラマを見ている人は 私の周りにもヒジョウ~に多い。 我が家の土曜日も「ROOKIES」のあとは「ごくせん」だ。 子供達ががぶりつきなのである。 次男に到っては、派手なTシャツ、ダラダラ着た長袖シャツ、 ちゃんと留めない学ランボタンなど、制服の着こなしが すでに「ごくせん」だ。(「ROOKIES」と続けてがぶりつきで見てるから・・・) 学生視聴者に与える影響も大きいのだ。 スカッと終わるのは見ていて気持ちいいから良いんだけど。。。 本当は、「ROOKIES」の後には、あまり見たくないドラマである。 軽すぎて「ROOKIES」の感動が吹っ飛ぶのよ。。。 トラックバックは承認制です。即時反映はされません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月25日 01時16分30秒
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