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テーマ:大河ドラマ『篤姫』(422)
カテゴリ:2008年ドラマ
上様亡き後、私に何よりも大切なのは
生きていくための希望なのです。 新将軍として江戸城に入城した家茂は、 天璋院を母として大切にしてくれる。 天璋院を「母上」と呼び、 他に変わる者なき家族として、お慕いしお守りしたい と、言ってくれた。 それを見守る幾島は、ホッとした様子ながらも 心中は複雑だった。 幾島は大奥を下がらせて頂きとうございます。 私はお役目を果たせなかった自分をどうしても許せないのです。 斉彬の命で動いていた小の島も、任を解かれた。 将軍家の人間として生きていく道を選んだ篤姫の元から、 薩摩の人々は、姿を消していく。 井伊直弼による、一橋一派に対する弾圧は、 ますます強くなっていった。 朝廷をそそのかした者を全て捕らえよ。 公家衆は震え上がるであろう。 薩摩の命で動いていた西郷と月照は逃げ場を失い 故郷の薩摩に助けを求めたが、 斉興が実権を握り始めた薩摩では、幕府の威光に 恐れを成し、2人を匿う事はできなかった。 匿うどころか、2人は薩摩の手によって捕らえられてしまう。 島に送られる舟の上で 西郷さん、手を出しなはれ。 と月照は自分の手を前に出した。 あんたさんから預かった私の命、 お返し致します。 今度は、私があんたに命を預ける番や。 あんたさんの手にかかるならば悔いはありません。 月照さまだけを行かせる事はしません。 2人は、入水した。 西郷が気付いた時、月照は息を引き取っていた。 1人生き残った西郷。 帯刀らに見守られながら、 西郷の慟哭は止む事がなかった。 奄美大島で死んだ事にされ、隠れて暮らす事になった西郷。 男として、武士として、それは本当に死んだも同然。 どんなに苦しく悔しい思いだろう。 斉彬のために命を賭けて働き、 正義だと信じて生きてきたのに、 ある日突然、情勢が変わり、謀反人として 追われる身になる。 これが負けると言う事なのか。。。 月照も、どんなに無念であったろうと思うと、 井伊のやり方を恨まずにはいられない。 薩摩も、どうも新しい殿様・忠教がヘタレで。。。 代わりに、帯刀が随分と頼もしく見えた。 そんな男達の無念を思うと、負けた幾島が のうのうと大奥で暮らせない気持ちはよく分かる。 反対に、家茂に「母上」と呼ばれて涙する篤姫が 何だか1人ホームドラマモードで脳天気に見えてしまう。 大奥に入った時から世話をしてくれていた初瀬も 下がっていった。 篤姫の周りは、にわかに寂しくなっていく。 天璋院篤姫(上)新装版 天璋院篤姫(下)新装版 天璋院篤姫と大奥の女たちの謎 トラックバックは承認制です。即時反映はされません。ご了承下さい お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年07月27日 21時36分37秒
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