二匹目のドジョウ
今年の世界文化遺産の登録審査、日本がノミネートしている岩手県の平泉に黄色信号が点滅しました。ユネスコ世界遺産委員会は7月に開催されますが、事前に審査したユネスコの諮問機関である国際記念物遺跡会議(本部・パリ)から「登録延期」という勧告が出されました。ここ大田市の石見銀山遺跡も、昨年、同様の勧告を食らい、一時は諦めムードが漂いました。でも、ユネスコ日本政府代表部の近藤誠一・全権大使の献身的なロビー活動が功を奏して、本番では奇跡の逆転登録を成し遂げました。地元では、サヨナラ満塁ホームランだ!と大騒ぎになったことも、まだ記憶に新しく。さて、今年の平泉、同じ近藤大使が担当しますが、2匹目のドジョウとなるか、はたまた、またこんどとなるかは、仏様のみぞ知るところであります。(写真は、平泉・中尊寺金色堂=同寺のホームページより)