どこまでも続く子育ての道には、見たこともない花が咲いている

2016年05月10日

テーマ：子育て(230)

カテゴリ：子育て

長男が７歳の頃、数年前にチック症になりました。

チック症の原因は、生まれ持った性格に加え、

強度の不安とストレスだと言われています。

当時のわたしは、学習に集中できなかったり、

お稽古事を嫌がったり、

とにかく「自分の理想像」でない息子に

強く不満を抱き、厳しく叱りつけてばかり、

すっかり彼の気持ちを追い詰め、

不安でいっぱいにさせていました。

「このままでは虐待するようになってしまう」と危惧し、

お忙しいドクターＹＵＫＯになんとかお時間を

作っていただき、診療所にて

ご相談させていただきました。

「もう、どうしたらいいのか分からない。

彼は何かがおかしい。

こんな息子は、生きていても

幸せになんかなれないと思う」と、

泣きながら言うところまで精神的に

追い詰められていたわたしに、

ドクターＹＵＫＯはこう言って

くださいました。

「親の役目とは、その子が自分らしく、

幸せを感じながら生きていける方法・生き方を、

一緒に見つけてあげることよ」

この言葉を聞いて、それまで袋小路だと思って

立ち止まっていたところに、細いけれど

どこまでも続く道がのびていることに

気付いたような気持ちになりました。

きれいに舗装されてはいないけれど、

見たこともない花が咲いていたり、

曲がったり、

上ったり、

下ったり、

晴れたり、

降ったり、

楽しかったり、

苦しかったり、

なかなか趣きのありそうな道です。

「この子の母親は、わたししかいないんだ。

この子と一緒に生きていくんだ。

一番大切なのは周りの評価じゃない、

彼が幸せを感じて生きていってくれることだ」と、

心が定まりました。

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Last updated 2016年05月10日 12時11分47秒
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