幸寿し 本店
幸寿し(こうずし) 本店は、石川県七尾市の人気の寿司屋さん。能登自動車道を北上し、七尾へ。2012年当時は有料だったが、2013年3月31日に無料となった。幸寿し 本店は、七尾の街中にあった。駐車場に停めて、中へ。 きれいなカウンターへ。ガラスケースにはカニや貝類ぐらいで、魚は下の冷蔵庫。若めの兄弟と奥さんかな。お茶をいただいて、おまかせ14貫3150円。 ヤリイカは、甘くクニっと、刻みが入って塩が少しふってあって甘みが強調。シャリは、硬めもっちり小粒で小さめ、人肌でぱらっとほどけて、ネタと合う。とてもおいしかったし、きれいで江戸前の仕事もていねい。イカゲソは、切れ目が入ってクニクニ風味よく、これもとてもよい。わさびもその場で削って新鮮。ほとんどに塩や醤油で味付けがしてあって、その旨説明がある。 タラ昆布締めは、くにっとで淡泊ながら淡い甘みと昆布の旨みが引き立て合い、さらに柚子でアクセント、とてもおいしかった。かわはぎ(肝のせ)は、白身のおいしさと肝がこってり臭みなく、すばらしい。 シマダイは、粗めの焼き塩がふってあって鯛の淡い旨みが引き出され、これもいい。赤西貝は、七尾湾特有の貴重な巻貝で、こりこりながら弾力もあり新鮮でかすかな甘み、すばらしい。 ブリの小さいめのやつでガンド(関東だとワラサ)は、ぷにくにでしっとりと脂がのって旨みあり、とてもおいしかった。2月末だったので、氷見の寒ブリはもうないと。でも、十分過ぎるんだけど。アジは、切れ目が入って生姜がちょんと、くにっと脂ものってあっさり、旬でとてもうまかった。 味噌汁は熱々で、上品な味噌で甘みあり、魚のダシがきちんと、アラも入って、うまうま。大トロは、九州産らしいが見事な霜降りで切れ目がはいって、甘くとろけてなくなる、絶品。能登だと6月とのこと。 バイ貝は、こりくにでうまみあり、うまい。甘エビは、大きめで甘くねとっと、おいしい。 さよりは、透き通るほど新鮮で身が締まってくにっとあっさりと、とてもおいしい。地元のズワイガニ+ミソは、メスで卵が載れば香箱蟹なんだろうが、、甘く新鮮で風味抜群、ミソもおいしく、絶品。 ウニは、小さな手まり寿司のように身がこんもり乗って、甘く濃厚で新鮮、すごかった。追加で穴子2貫600円は、ふわふわで、注文後に焼き目を付けて、タレと塩で、どちらもとてもおいしかったし、丁寧すぎ。幸寿し 本店、石川には全国的にも有名な寿司屋さんがあるが、ここは特上で3150円とお得にもかかわらず、ネタは地のもの主体で新鮮、江戸前の仕事もていねいで、味も最高。近くにあったら、ほんとに通いたい名店だ。http://r.tabelog.com/ishikawa/A1703/A170302/17000352/幸寿し 本店石川県七尾市相生町30-10767-53-127411:30~14:00、17:00~21:30、月休駐車場あり能登食祭市場、定休日だった。それで観光客がいなかったのか、駅前と商店街も閑古鳥だったなあ。