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カテゴリ: 和食
女川といったら、ニューこのり。
とにかく魚がおいしくて、震災前も震災後もずっと通っている。 個人的に、レストランで一番好きなのがルポタジェだとすれば、魚料理の店ではニューこのり。 被災から1年以上たち、プレハブになってしまったニューこのりにもだいぶ通ってしまった。 店内は、大型のプレハブなので結構ひろい。 最近は、地元客、復興関係者、観光客が入り乱れ、開店まもなく埋まってしまうことも多い。震災前からそうなのだが、大人気の店なのだ。 ほぼ、震災前と同じメニューに戻ったが、震災後になぜか増えたものもある。 めかぶ丼1050円。 大量のめかぶがのって、くきこき、とろとろ、新鮮。赤身はしっとり、ねぎとろは脂こってり、その下にごはん。とてもおいしかった。 あとは、きんぴら、お新香、豚汁(味噌汁はアラだったりカニだったり日で変わる)。 刺身盛り合わせ1050円。 かつお、脂のりまくりだがしっとり、赤身はしっとり風味よし、さわらは脂しっとりさっぱりで旨みあり、タイはぷにっとあっさり旨みあり、ヤリイカは甘くやわい。 相変わらず、高級旅館で出る刺し盛りを超えてるのに、安いなあ。 夏の名物は、ウニ。 殻うに丼2625円。 さばいたばかりのウニは新鮮そのものでトゲが動く。山盛り。 さらに、小鉢、漬け物、ごはん、豚汁。 さっそく、スプーンですくってごはんにのせて、ウニてんこもり丼。 好みで、海苔とワサビをのせて。 醤油だれもつくけど、いらない。 ウニの濃厚な味わいと脂のり、そしてワサビで強調される甘さ、これだけで十分すぎるほど絶品なのだ。 全国いたるところでウニは食べたが、積丹のウニとニューこのりのウニは別格だ。 あとは、煮穴子。やわやわでアジがしみて最高。何をつくっても旨いところは旨い。 このりの看板メニューは活穴子天丼で、通年たべられるが、基本的に旬は夏から秋。 活穴子天丼1470円。 地元の漁師と契約して、特にイキがよく大きな活メ穴子を使った名物の天丼。 サラダ、アラ汁、お新香が付く。 どでかいどんぶりにドンとのっているのだが、箸が細くみえるぐらい分厚くてでかい。 いつものサクサクの衣に、甘にがい絶妙なタレ、ほくほくでやわらかい身は風味もしっかりで新鮮、野菜も新鮮、つやもっちりのごはんも合って、絶品。 刺身盛り合わせ1050円。 このりに行くと、いつも活穴子天丼や季節の丼を食べてしまうが、刺身も絶品なので食べたいとなると、いつも刺し盛りも頼んでしまう。 かつおは脂しっとり新鮮、鯛はぷにっと淡泊ながら旨みあり、クジラは新鮮でとろっとで味わい深く臭みがない、赤身はしっとり風味よし。いつもながらすばらしい。 なんとなく、クジラが高いので4点盛り、クジラがないと5点盛りなのかな。 つい最近。 女川の秋と言えば、サンマ。 去年は、満足するサンマがとれないからやらなかったが、今年は秋刀魚定食が復活した。1050円。 塩焼き、刺身、アラ汁、ごはん、漬け物が付く。 サンマの塩焼きは、大ぶりでピンとして青光り、見るからにおいしそう。 皮はパリパリでほどよい塩加減、身はしまってほくほく熱々、風味もばっちり、絶品。 刺身は、ぷにくにで締まって、脂ものって、なんか関アジよりおいしいかも。もちろん、絶品。これは、毎年食べないと、てか、このりのサンマを食べるために遠くからくる価値大あり。 ごはんもつやもっちり、アラ汁もていねい、とてもよかった。 活魚ニューこのり。 震災前も行列ができる店だったが、震災から復活した今も行列ができる大人気店だ。 団体の予約が入ってたりすると断られることもあるので、遠くの人は事前に確認してから行った方がいいだろう。また、あいかわらず、忙しいし、マイペースなお店なので、時間がかかることもある。 それでも、食べれば分かる。 全国でも自信を大にしてオススメできるお店だし、自分も通う。連れが連れてけ、うるさいし。 ニューこのり http://konori0225532134.blog89.fc2.com/ 女川町小乗浜字小乗87-2 0225-53-2134 11:00~19:00、火休 駐車場あり お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年10月20日 19時26分46秒
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