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中央アジア紀行

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2004.05.20
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カテゴリ:カテゴリ未分類
20003年10月31日
トクトグルはこれと言ってなにもない閑散とした街だ。トクトグルの町全体は台地になっている。その台地から下がったところにトクトグル湖(ダム湖)があり湖畔にカラスー村という小さな村がある。幹線道路から一時間くらい歩き町のはずれまで来ると壊れた観覧車がある。そこからトクトグル湖が遥か先に見え、眼下にはカラスー村がある。僕は湖を目指しカラスー村へ下りていった。カラスー村は小さな農村だ。歩いていると村人に出会い挨拶すると写真をとってくれと言われたり、胡散臭そうに見られたりだ、馬に乗った人にも出会ったりもする。湖畔まで行ったがまぁなんてことはないので、写真を2、3枚とって今度は別の道を通って帰ることにする。帰り道では馬が結構放牧されていて、さすがキルギスタンと感心してしまった。トクトグルの町に入ってホテルに帰る途中、警察署の前を通り過ぎる時キルギス人の男2人に呼びとめられる。「どこからきたんだ?」と聞くから日本からだと答えると、いろいろ話をしていたのだが、やがて自分の喉を指ではじきながら「サキ、サキ!」と言う。どうやら酒を飲もうと言い出したのだ。え?どこで?今から?と聞くと、僕を警察署の中に案内してくれた。そうその2人は警察官だったのだ。中に入ると、一室に案内された。1人のおばあちゃんが何かの用事で来ていたがさっさと帰らして、僕と外で話していた中の一人(ここでは結構偉い人らしい)が金庫の中からウイスキーボトルを大事そうに取りだしコップに注ぎ僕に飲むよう薦める。僕も酒は嫌いではないので遠慮なく飲んだ。しかし、いいのだろうか?警察署の中でしかもまだ勤務中なのに、、、。そこで少しの間、他の職員とも数人で飲み和気藹々。キルギスの警察は悪いのが多いと聞いたのだけどこの人達は良い人達?だった。警察署を出た後その偉い人が家に来いと言ったので家まで行き夕飯をご馳走になった。家に行くとパソコンは持ってるし、日本製のビデオカメラもあるし、キルギスの生活水準しかもこんな田舎であることを考えるとかなり金持ちなんだろうなぁ。いろいろ聞いてみると父親も警察官で弟も警察官どうやら警察一家らしい、うーむ。。。。想像するに、、、、まあ、いろいろあるわな。
家に泊まっていけと言われたのだけど、明日早くオシュに行くのでホテルに帰ることにした。なんにもないと思っていたトクトグルだけど結構面白かったのであった。

カラスー村を望む





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Last updated  2004.05.20 20:42:51
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