グロービス勉強会
疲れで昼間体調が振るわず、起き上がれなくて勉強会の予習がまるで進まなかった。夕方復活したが勉強会に行きたくなくて(朝おなかが痛くなる小学生みたいだ)必死に自分を奮い立たせて家を出る。電車の中で何度も引き返そうと思うくらい調子が悪かった。今回のケースは手厚い顧客サービスを武器に急成長したノードストロムという百貨店の話。「勤務時間当たりの売り上げ」という指標で販売員を評価し、目標を達成した社員が高い報酬を受け、昇進のチャンスも広がるという画期的なインセンティブシステムを導入して、それが急成長を支えた。ところが、「勤務時間当たりの売り上げ」を高く見せかけるため従業員が恒常的に無償で時間外労働をするようになり、とうとう従業員が不満を爆発させ労働争議に至ってしまった。あなたならこの百貨店のインセンティブシステムをどう構築したか?というのがテーマ。「みんなはこの会社で働きたいと思う?」というところから議論が始まったのだけれど、さすがグロービスに自己啓発に来る人たちだけあって、「頑張ったら頑張っただけ報われるシステム、いいじゃん!働きたい!」という声が大勢を占めた。僕はどっちかというと個人の業績だけで評価されるよりも、チームワークを重視したい方だからこのシステムはあまり好きじゃないと主張したのだが、少数派だった。このシステムにかわる有力なオルタナティブは結局出てこず、経営者の立場でHRMを考える難しさを痛感した。終わってからはいつものとおり飲み会。広告マン、電力マン、半導体営業マンと、経営学を学ぶ楽しみを語る。MBAのこともみんな関心があるようだったから、僕の受験体験談なども話して好評だった。終わってみれば楽しい1日。気分が悪かったのがうそのようだ。でも来週の授業までに今日のテーマでレポートを書かなきゃいけないのは非常に憂鬱。