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カテゴリ:ラジオ受信機
本日は朝日電器製(ELPA)のAM/FM電池長持ちラジオ ER-P80F について書きます。
購入は2024年3月。 市内の家電量販店での購入。 5%値引で税込み1,337円でした。 このようなパッケージで売られていました。 このラジオの特長である「電池長持ち」が大きく書かれています。 なんと連続使用約400時間!(AM受信イヤホン使用時) 「AM/FM電池長持ちラジオ」 「ワイドFM対応ラジオ」 「イヤホン・ストラップ付属」 パッケージ裏面。 特長と仕様、電池持続時間が書かれています。 単3形乾電池使用とはいえ、ポケットラジオでこの電池持続時間は凄いです。 付属品は取扱説明書と片耳イヤホン、ストラップです。 乾電池は別売り、付属しません。 本体正面。 昔ながらのシンプルなデザインと機能のポケットラジオです。 本体サイズも幅6.0cm×高さ9.9cm×厚さ2.3cmと小さく、重さも72g(乾電池除く)で軽量。 少し厚みがありますが、単4形乾電池使用のオーム電機製ポケットラジオ RAD-P212S とほぼ同等の大きさです。 本体正面上部。 本体正面上部には周波数目盛りと同調ランプがあります。 同調方式は昔ながらのポリバリコンを使用したアナログチューニングです。 同調ランプが付いていますが、AM受信の場合は同調してもなかなか点灯してくれません。 かなり電波の強い状態にならないと点灯しないようです。 一方でFM受信の場合はちゃんと点灯してくれます。 このAM受信時の点灯しにくさは、昔あった東芝エルイートレーディング製のポケットラジオ TY-APR1 の似た感じがします。 感度はAMが低~並、FMが並です。 個体差の可能性もありますが、感度はあまり良くないです。 特にAMバンドの 1000~1600kHz あたりはガクッと感度が落ちる感じです。(ハズレ引いちゃったかな...) 周波数目盛りの文字は大きくて見やすいです。 受信可能周波数は、AMが522~1620kHz、FMが76~95MHzですのでワイドFMにも対応しています。 本体正面下部。 スピーカーがあります。 サイズは直径約4cm。 スピーカーの音量・音質はポケットラジオの範疇です。 音量はそれなりに大きな音が出せますが、最大音量にすると音が割れます。 音質は中音域中心でAM放送・FM放送ともにフラットな感じで、キンキンした感じではないです。 部屋の中で聴くのにも許容範囲内の音質です。 本体上部。 FM用ロッドアンテナ、イヤホン端子があります。 ロッドアンテナは表に出ている部分で約16cm、内部に隠れている部分も含めると全長約22cm。 垂直方向にしか伸びず回転等はできません。 イヤホン端子は片耳モノラルで2極用です。 ステレオイヤホン(3極)を挿してもL側(左)からしか音が出ないので、両耳で聴くことが出来ません。 イヤホン使用時の音質は意外と良く、こもった感じも無く低音域もある程度聴こえる音質です。 ホワイトノイズについてはやや大きめです。 FM放送受信中にイヤホンを挿すとFMアンテナの代わりにも若干なっているようで、ロッドアンテナ単体よりも感度が良くなります。 スピーカーで聴く時もイヤホン半挿し+ロッドアンテナにしたほうが安定して受信出来ます。 本体右側面。 操作系が右側面に集中配置されており、上から選局ダイヤル・音量・電源兼バンド切換スイッチがあります。 選局ダイヤルはポリバリコンを用いたアナログ式でダイヤルの回転は重め。 不用意な接触で同調がズレてしまう可能性は少ないでしょう。 音量ダイヤルの回転はやや軽いため、不用意に触れて音量が変わってしまうことがあります。 また音量の変化は比較的緩やかです。 電源兼バンド切換スイッチは「電源切→FM→AM」の順になっています。 スイッチは硬めなので誤操作の可能性は少ないでしょう。 本体左側面。 こちら側には何も無いです。 本体裏側。 銘板と電池収納部があります。 電池蓋は外れない仕様になっています。 電池は単3形を2本使用します。 電池の持ちはのポケットラジオとしては非常に良いです。 感度があまり良くないのと引き換えに持ちを良くしているのでしょうか。 アルカリ電池使用 スピーカー使用時 AM約130時間/FM約115時間 イヤホン使用時 AM約400時間/FM約280時間 さすがアナログ同調のラジオですね、使用時間が滅茶苦茶長いです。 特にもイヤホン使用時の電池のもちが素晴らしいです。 スピーカーで鳴らしっぱなしでも約5日間使えそうです。 せっかくなので開腹してみました。 【注意】開腹するとメーカーの保証が受けられなくなります。自己責任でお願いします。 AM用のバーアンテナの長さは約3cm。 相変わらずコイルの巻き方が雑ですねぇ。 最後に受信感度についてですが、自分の環境(盛岡市-昼間)ではAMはNHK第1(531kHz)/NHK第2(1386kHz)/IBCラジオ(684kHz)、FMではFM岩手(76.1MHz)/ラヂオ盛岡(76.9MHz)/NHK-FM(83.1MHz)/IBC盛岡FM(90.6MHz)のいずれも地元局が良好に受信出来ました。 FMバンドもラヂオ盛岡以外の地元局はロッドアンテナを伸ばさなくても受信出来ました。 隣県の放送局は、NHK秋田第2(774kHz)、NHK仙台第1(891kHz)は同調ランプが点灯せず何とか受信出来る程度。 ABSラジオ(936kHz)/NHK仙台第2(1089kHz)/TBCラジオ(1260kHz)は電波すらを掴めていないような状態でした。 そして夜間になれば530~1000kHzあたりまでは在京局をはじめ北海道・東海・大阪などの50kW以上の高出力の放送局はそれなりに受信出来ましたが、1000kHzより上は遠距離局は文化放送(1134kHz)とニッポン放送(1242kHz)以外ほぼ壊滅状態。 開腹後にコイル類を調整してみましたがうまく改善出来ず、非常に残念な結果となりました。 個体差によるものなのかそれともそういう仕様なのか、当方ではこれ以上確認する技量も知識もないので何とも言えませんが、、、 まあ非常時はNHKを中心に受信することになると思うので、1000kHz未満が聴ければいいか...と割り切ることにしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.04.07 11:47:18
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