ひとりごと程度のラジオ生活ブログ

昨年（2023年）4月に楽天モバイルを契約し、モバイルルーターを使用して県南（奥州市）にある実家にインターネット環境を整えたことを以前書きました。

設置してから約半年間、実家では電波状況の変化と闘いながら何とか動画サイトを中心にインターネットを楽しんでいたようですが、やはりモバイルルーターということもあって以下のデメリットが目立つようになってきておりました。

① モバイルルーターの充電が面倒
② 電波の掴みがイマイチ（パートナー回線を頻繁に掴んでしまう）
③ 時々再起動しないと通信不能などの不具合が発生
④ 速度が速い5GHz帯のWi-Fiが使えない
⑤ 夏季など室温が上がるとモバイルルーターが過熱してしまい充電出来なくなる

いつでもどこでも持ち運んで使えるモバイルルーターは非常に便利で優秀なのですが、やはり固定回線替わりとして使うにはちょっと無理があるようです。

そこで次なる手として考えたのが、好きな場所に設置出来て実質固定回線化が可能なSIMフリーホームルーターです。


​ピクセラ（PIXELA）4G/LTE対応 SIMフリーホームルーター PIX-RT100​

※リンクの埋め込みが出来ないので画像はメーカーウェブサイトより拝借

「​株式会社ピクセラ​」という会社から販売されているホームルーターで、SIMフリーとなっていて主要4キャリア（dokomo・au・SoftBank・Rakuten）に対応している優れモノです。


ということで、ネット上での評判などを参考にいざ購入。


購入日は2023年8月。
市内のPC専門店で税込み15,800円での購入です。

スペックの違いもありますので一概に比較は出来ませんが、楽天のホームルーター「Rakuten Turbo 5G」の本体価格が41,580円であることを考えれば超格安です。


主な特長は、
① SIMフリーのホームルーター
② 主要4キャリアに対応（バンド固定機能搭載）
③ Wi-Fi 選べる周波数帯（2.4GHz／5GHz）
④ 4つのLANポート搭載
⑤ セルフリブート（自動再起動）機能搭載

これら5つの特長で現状のデメリットはほぼ解消しました。

特長① まず SIM フリーであること。
これは必須条件。
主要4キャリアの中に楽天モバイルも含まれているので◎です。

特長② モバイルルーターでは困難だったバンド固定、これはありがたい機能。
モバイルルーターでも一応バンド固定は可能ではありましたが、再起動をかけるとリセットされて自動に戻ってしまうのが難点でした。
基本は Band3 固定ですが、つながらないなどのトラブルに備えて一応 Band18 にもチェックをいれて使っています。

特長③ Wi-Fi 周波数帯も 2.4GHz／5GHz が選べるのもありがたいです。
初期は5GHz帯がOFFになっているので、設定の項目からONにすればOK。
ただし、5GHz帯の使用は屋内限定で！
使用場所限定の無いモバイルSIMだからといって屋外で使用することは厳禁です。
5GHz帯の電波は電波法によって屋外の利用が規制されていて、無条件で使うことは出来ないので注意 ！

話は元に戻りますが、特長④のとおりLANポートが4つも搭載されているので、有線での接続も可能です。
無線LAN機能が搭載されていないテレビやレコーダーなどをつなぐことが出来ます。

そして地味にありがたいのが特長⑤のセルフリブート（自動再起動）機能。
これによって1日1回深夜帯などを利用して自動再起動をかけることが出来、途切れる・繋がらないなどのトラブルを大幅に減らすことが出来ます。
設定画面で ON にしておくことをおすすめします。


次にデメリット。
① SIM が標準サイズ
② 5G未対応（LTE／4Gのみ）

デメリット① nano SIM が主流となっている現在、標準SIM というのは珍しいですね。
楽天モバイルルーターでは micro SIM だったため、このままではこのホームルーターに挿すことが出来ません。
本来であれば新たに SIM カードを発行してもらい交換するのがベストですが、面倒臭がりやな私はアダプターをかませて挿しました。
（メーカーではこの方法は推奨していません。自己責任でお願いします。）

デメリット② 5G 未対応。
まあこれは仕方ないですね。
どうしても速さを求める必要があるのであれば、Rakuten Turbo 5G にするしかないでしょう。
ここは割り切りが必要です。


ということで早速設置を。
ルーターを箱から取り出して SIM カードを挿入し、電源をつないでスイッチON！

ルーター本体は薄くて軽くて Good です！

ランプは左から電源・4G電波強度・Wi-Fi・LAN・INTERNET となっています。
有線LANを使用していない場合は、電源・4G電波強度・Wi-Fi の4つのランプが点灯し、INTERNET が点滅、これで正常です。

なおこのままではまだ使えない状態のため、設定画面からAPN設定を行う必要があります。
長くなるのでここでは詳細は触れませんが、ネット上で調べるといろいろと出てきますのでそちらを参考にしていただければと思います。


そしてAPNなど細かい設定を完了すると4G部分のランプが点灯。

なんと！4Gの電波強度が最大を示しています。
設定画面でみるとしっかりと楽天回線（Band3）を掴んでいるようです。
モバイルルーターではこの強度表示はあり得ませんでした。
このホームルーターは4G電波の受信感度も良好なようです。
すばらしい！


あくまでも私の環境でのことになりますが、この SIM フリーホームルーターに替えてからはトラブルはほぼ無くなりました。
接続が途切れることも無くなりました。
これでいて月額料金は最大でも3,278円というのですから、多くを求めなければコスパは最強です。


電波の掴みが良くなったせいなのか、通信速度も向上しました。

楽天回線の電波をしっかりと掴んでいるので、下りは20～30Mbps、上りは8～13Mbps ぐらいで安定するようになり、Ping値も40後半～50前半に落ち着きました。


ここまで述べてきた通信品質については各々の環境によって左右されますのであくまでも個人的な見解となりますが、やはりこの SIMフリーホームルーターに替えて良かったと思っています。