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カテゴリ:ラジオ受信機
本日は、オーム電機製のAM/FMポケットラジオ RAD-P211S-W について書きます。
![]() 購入は2023年7月。 市内の家電量販店での購入。 クーポン100円引&5%値引で税込み1,451円でした。 このようなパッケージで売られていました。 ![]() おなじみの吊り下げパッケージです。 主な特長が書かれています。 ![]() 「処理はデジタル!操作はアナログ」 「DSPで雑音の少ないクリアな音声」 「選局かんたん!同調ランプ付」 パッケージ裏面。 ![]() 裏面には特長のほかに、主な仕様が書かれています。 ![]() 付属品は取扱説明書と片耳イヤホンです。 ![]() 乾電池は付属しないので別途購入が必要。 本体正面。 ![]() 昔ながらのシンプルなデザインと機能のポケットラジオです。 本体サイズも幅5.5cm×高さ9.2cm×厚さ2.1cmと小さく、重さも65g(乾電池除く)でポケットに入れて歩くのにちょうど良いです。 本体正面上部には周波数目盛りと同調ランプがあります。 同調方式は電気式のデジタルチューナー(DSP)&アナログ式選局です。 同調ランプが付いているので最適同調点を探すのにも便利です。 以前のオーム電機製ポケットラジオの同調ランプは緑色のものが多かったのですが、今回購入した RAD-P211S-W の同調ランプは赤色となっています。 高感度ではありませんが、DSP 処理のおかげなのが了解度は高いです。 放送局間の無信号箇所での雑音がとても少ないのが特長。 周波数目盛りの文字は大きくて見やすいです。 受信可能周波数は、AMが530~1605kHz、FMが76~108MHzですのでワイドFMにも対応しています。 スピーカーの音量・音質はポケットラジオの範疇です。 音量はやや控えめで、最大音量にすると音が割れます。 音質は中音域中心でAM放送はややこもり気味、FM放送はフラットです。 部屋の中でじっくり聴くのにも許容範囲内の音質です。 本体右側面。 ![]() このラジオは操作系が右側面に集中配置されており、上から選局ダイヤル・音量・電源兼バンド切換スイッチがあります。 選局ダイヤルは可変抵抗器を使用している模様でダイヤルの回転は重め。 不用意な接触で同調がズレてしまう可能性は少ないでしょう。 音量ダイヤルの回転はやや軽いため、不用意に触れて音量が変わってしまうことがあります。 また音量の変化は比較的緩やかですが、無音~小音量域での調整は若干シビアです。 「電源切→FM→AM」の順になっています。 スイッチは硬めなので誤操作の可能性は少ないでしょう。 本体上部。 ![]() FM用ロッドアンテナ、イヤホン端子があります。 ロッドアンテナの全長は約16cmで、垂直方向にしか伸びず回転等はできません。イヤホン端子は片耳モノラルで2極用です。 ステレオイヤホン(3極)を挿してもL側(左)からしか音が出ないので、両耳で聴くことが出来ません。 イヤホン使用時の音質はそれなりで、スピーカー使用時とほぼ同じくフラットに近い音質です。 ホワイトノイズについては若干あるもののそれほど気になるレベルではなく、小音量で聴くときには助かりますね。 また、FM放送受信中にイヤホンを挿すとFMアンテナの代わりにも若干なっているようで、ロッドアンテナ単体よりも感度が良くなることが多いです。 スピーカーで聴く時もイヤホン半挿し+ロッドアンテナにしたほうが安定して受信出来ます。 本体裏側。 ![]() 銘板と電池収納部があります。 電池蓋を開けたところ。 ![]() 電池蓋は外れない仕様になっています。 電池は単4形を2本使用します。 電池の持ちはデジタルチューナー(DSP)のポケットラジオとしては良い部類に入ると思います。 アルカリ電池使用 スピーカー使用時 AM約50時間/FM約48時間 イヤホン使用時 AM約57時間/FM約55時間 以前紹介しました RAD-P132N よりも使用可能時間が伸びています。 技術の進歩のおかげなのか DSP ラジオであっても使用時間が長くなってきているのがうれしいです。 このポケットラジオは底面がフラットになっているので垂直に立てて使うことが出来ます。 ![]() 以前の機種は底面がフラットではなかったため、電池蓋をスタンド代わりにすることでこのようにラジオ本体を立てるという裏技がありました。 ![]() これは本来の正しい使い方ではないので、多用すると電池蓋が壊れてしまう(取れてしまう)可能性があります。 あまりおすすめ出来ません。 最後に受信感度についてですが、自分の環境(盛岡市-昼間)ではAMはNHK第1(531kHz)/NHK第2(1386kHz)/IBCラジオ(684kHz)、FMではFM岩手(76.1MHz)/ラヂオ盛岡(76.9MHz)/NHK-FM(83.1MHz)/IBC盛岡FM(90.6MHz)のいずれも地元局が良好に受信出来ました。 特にFMバンドの感度が意外と良いようで、ラヂオ盛岡以外の地元局はロッドアンテナを伸ばさなくても受信出来ました。 隣県の放送局は、NHK秋田第2(774kHz)は同調ランプが点灯、NHK仙台第1(891kHz)/NHK仙台第2(1089kHz)/TBCラジオ(1260kHz)は同調ランプが点灯せず何とか受信出来る程度。 ABSラジオ(936kHz)は電波を掴んでいるのはわかりますが何を喋っているのかわからない状態でした。 そして夜間になれば在京局をはじめ北海道・東海・大阪などの50kW以上の高出力の放送局はそれなりに安定して受信出来るので、十分実用にはなるのではないかと思います。 夜間遠距離局受信中のフェージングの谷間で隣接局に引っ張られてチューニングがズレる(外れる)という現象がこのラジオでは起きません。 チューニングがズレないのは Good! 中華ラジオの性能も良くなったものです。 受信感度それなり、選局のしやすさそれなり、音量・音質それなり、電池の持ちもそれなり、という今回のポケットラジオですが、これが1,500円弱で購入出来るのはにコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.08.09 18:09:51
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