前回のコラムでは、"六爻卦易(五行易断)"の正確性と深遠さについてお伝えしました。
今回は、その具体例を紹介しましょう。
例えば、オーム真理教サリン事件の最終容疑者"高橋勝也"が逮捕されたのが、たしか6月15日でした。
それ以前に、警視庁が高橋容疑者の映像を全国規模でTV放映し、かつ情報提供者へは多額な懸賞金をかけて、指名手配を強化していたのが6月8日頃からでしたでしょうか。
しかし、この時点では、まだ逃亡していた高橋容疑者の行くては「まったく見当がついていない!」との報道が圧倒的でした。
そんな状況で、6月10日に開催された小熊Q太朗の気学塾"五行易断"講座では、「逃亡中の高橋克也容疑者は、1週間後の6月17日までに逮捕されるか?」と占的(易断で占う的)を決め、受講者の方に実際に易断してもらいました。
男女1名づつの受講生の得卦(得た卦)では、驚くほど近似の結果を得たのでした。
特に驚くべき内容としては、女性の受講生が出した内容でした。
五行易断では、先ず世爻(易断の主体:誰のために易断するか)を決めます。
そして、世爻に対抗する勢力や対象者があれば、それを応爻(おうこう)とします。
今回の易断の場合では、世爻を高橋克也容疑者、そして、世爻を警察とすることが自然ですね。
もう一つ、易断をする月日を暦から十干十二支で決めます。
占った月(月建と言います)と日(日晨といいます)の干支は五行(木・火・土・金・水)でそれぞれ表されるのです。
また、五行易断で得た卦は、6つの爻(陰と陽の棒)の象(しょう・かたち)で表され、そして、それぞれの爻は十二支が当てられることから、十二支は五行が割り振られます。
さあ、これからが、五行易断の本骨頂です。
この6つの陰陽の爻同士の五行と、また6つの爻と易断をした月日の五行との相生相剋を調べ上げていきます。
そうしますと、世爻とした高橋容疑者の爻(土気)は、応爻とした警察(水気)を剋していることから、盛んに容姿や逃走ルートを変えて必死に追手から逃れようとしていることが推測されました。でも、その為に彼の持つ力は急激に消耗して行きます。
そして、彼の逃走の援助者(グループ)があるように易では出ましたが、そのグループも精力は消耗しきっているようで、結果として高橋容疑者を剋する(助けられない)となるのでした。
これは、動爻(どうこう)と言って、高橋容疑者グループを表す外卦の上爻(子・水気)が変化した結果、「卯の木気」となり、世爻(高橋容疑者:土気)を剋することになっていることから分かるのです。
そして、驚くことに、警察グループを表す内卦の初爻も動爻となり変化して、その結果「卯の木気」となり(これはマスコミと推測しました)、上記と同様に世爻(高橋容疑者:土気)を剋することになったのです。
最終的な決定要素は、日晨(易断をした日の五行:寅・木気)が、世爻(高橋容疑者:土気)を剋していることから、天からも見放された容疑者は、7日以内の短い期間で逮捕されることになるであろうと結論づけたのです。
そして、現実は5日後の15日、高橋容疑者は逮捕となりました。
如何でしょう?
五行易断の正確さと深さを少し感じて頂けましたでしょうか?
今は理解不能でも、法則を理解して学習していけば、必ずどなたでも習得できます。
ぜひ、ご参加をご希望の方がいれば、qtaro.koguma@gmail.comまでご連絡ください。
"〆‘(ェ)'*) サササッ 小熊Q太朗 でした。