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本と映画と食事とあひる

2019.06.25
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カテゴリ:読書





 久しぶりのブログ更新です。

このところ、プライベートでごたごたがありまして

なかなか映画を観たり、読書をしたり出来ていませんでした。

つい数日前から読書を再開出来ています。

で、何を読んでいるかと申しますと、、、

『あさま山荘銃撃戦の深層』 大泉康雄 著



去年のゴールデンウィークに山本直樹の『レッド』を

シリーズ全巻(当時発行されていたもの)を読んで

事件について興味を持ちました。

その後、マスコミからの視点で捉えたノンフィクションなど読み、

いったんお休み。

また、興味が出てきて

今は事件当事者たちの著書に手を伸ばしています。

ただ、、さすがに入手困難なものが多いのですよね。

事件から多くの月日が流れて、

絶版。

もしくは高価過ぎて手を出せないなど。

吉野雅邦とその事実上の妻 金子みちよについては

彼らの親しい友人だった大泉康雄の本を読むことにした次第です。

読んでいて思ったのは

山本直樹は本当によく調べて『レッド』を描いていて

一コマ一コマに情報をぎゅーっと詰め込んでいるんだな、

ということ。

事件を起こす前の二人について

描かれている部分にも

日常的な傾向、口癖など盛り込んであって

はっとしました。

この大泉康雄、実は『レッド』にも実名で登場しています。

悲劇が起こる前、最後に金子みちよ(劇中は宮浦)に

喫茶店で会っているんですね。

彼女の真面目な性格、活動に対する、あって当然の「迷い」が

淡々と描かれていて印象的でした。

 今読むと所々首をひねりたくなる部分も散見しますが

力作。

しかも、吉野雅邦の友人でありながら

公平であろうとする思いが

文章に現れていて

不思議と潔い読後感。

電子書籍化されるといいのですが。

こういう時代があった、という

歴史的な価値があると思います。

事件に興味のある人にはおすすめです。





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最終更新日  2019.06.25 11:29:37
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