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本と映画と食事とあひる

2019.07.12
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カテゴリ:映画、ドラマ

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 今日は、私が高校生だったときに観た映画を探してみました。

野村宏伸・河合美智子 共演 『恋人たちの時刻』です。

映画館ではなく、レンタルビデオ(!!!)で観ました。

普通なら観ないんですけどね、こういうアイドル系映画。

ただ、当時、野村宏伸ファンだった妹が借りてきて

隣で観ていたら音楽と主題歌がめちゃくちゃ良かったんです。

風景、脇を固めるベテランもよかったですし、

繰り返して再生しました。

今日気づいたのですが、音楽、久石譲だったんですね~。なるほど。

主題歌は大貫妙子。


薬師丸ひろこの相手役オーディションでグランプリをとり、

映画デビューした野村宏伸はズブの素人。

180cmという高身長と

きれいに整ったルックスだけで出てきた人。

その後、3作目の映画がこれ。

当時、私は彼の演技と棒読みが苦手でした。

アイドルだろうが元モデルだろうが

そこそこの演技が出来る若手が多い現在。

今、これを観て自分が耐えられるかどうか不安だったのですが

意外と大丈夫でした。


河合美智子は子役から頑張っていましたし、安定しています。

野村宏伸の演技は、、、、、学芸会レベルですが、

様々な映画を観てきた経験からして、

これは監督の問題。

素人使っても上手く撮るのが監督の仕事。

そう考えると割り切れました。

しかも、野村宏伸、当時は「男 沢口靖子」って言われていましたけど

後に演技出来るようになりましたからね。

本当にずーっと後ですけどね。

この映画から数年経った

年末特別番組『不連続殺人事件』でも

下手でしたけどね。(坂口安吾の原作と

脇役の良さでそこそこ楽しめました)



 《あらすじ》

北海道の海岸で

浪人生 西江光治が村上マリコという女性と出会います。

村上マリコが一人で海岸にいて、

不良達に襲われそうになったところを

サーフィンをしていた西江が助け(というかボコボコにされている間に

マリコが隠れて難を逃れた)

後日、再会します。

美人でミステリアスなマリコに惹かれる西江。

しつこくデートに誘いますがけんもほろろ。

マリコは深夜営業の歯科で歯科衛生士助手を務める傍ら、

彫刻家のモデル兼ハウスキーパーをしているのです。

彫刻家 桑山から「モデルをしている間は男性と付き合わないように」と

言われているとか。

それでもしつこい西江に

マリコは頼み事をします。

昔から仲のいい友人だった山崎典子という女性が

小樽で音信不通になってしまった―。

心配なので探して欲しい。

西江は早速調査に乗り出します。

 彫刻家、その妻、彫刻家の愛人、

様々な関係とテーマが折り重なる、青春ドラマです。

無名時代の江口洋介、石田純一がちょい役で出ています。

脇に出てくる真野あずさ、大谷直子、加賀まりこ、

高橋悦史がいい仕事しています。

特に大谷直子。

彫刻家 桑山の妻で元モデル。

乳がんを患い、最後には他界してしまうのですが、

凛として美しい。

がん患者の描き方がステレオタイプになっていないところが

いいですね。

 ちょっと儚く悲しい恋愛映画。

北海道の風景と音楽は観賞の価値ありです。


これ、、、、、当時、制作側が

主役をしっかり選んでいたら

もっと評価されていい作品になっていたのかも、、、。





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最終更新日  2019.07.12 22:15:20
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