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本と映画と食事とあひる

2019.09.21
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カテゴリ:読書






 推理小説にはコージーミステリーというジャンルがあります。

日本だとライトノベルズのミステリータッチ作品みたいな感じでしょうか。

なんといっても推理小説愛の強い日本。

いわゆる「日常の謎」派でもがっちがちの本格推理が存在するので

海外の「コージーミステリー」に該当するものを探すのが難しい。。。

(あちらにも「コージーに見せかけた本格推理」は存在しますが)

私がこの10年ばかり読み続けているジョアン・フルークの

クッキー探偵ハンナシリーズ。

これ、、、多分、ミステリーとして読んでいる読者いない。大笑い

Amazonのレビューを読んでいても

ハンナ、ノーマン、マイクの三角関係に言及したものが主流。

私は前にも書きましたが、

恋愛小説で読むのは連城三紀彦くらい。

興味なし。特にハーレクインロマンス系、一切無し。

好きな恋愛ドラマ 『マンハッタンラブストーリー』ってくらい。

なぜ、それなのにこのシリーズを読み続けているかと言いますと

●ミネソタ州の風景及び生活描写が興味深い

●アメリカの田舎で暮らす人々の食生活が垣間見られるところ

●作品中に出てくる料理レシピが国民性を表していてうける

●ジョアン・フルークの比喩表現が面白い

●ジョアン・フルークの作家としての苦悩が垣間見られて面白い

●登場人物、特に姉妹の性格と力関係が○。

 もうね、恋の行方とか、2時間ドラマ並の謎とかどうでもいい。

ご近所さんの近況報告みたいなもんです。

シリーズももう19作目。

最初からひっぱっている三角関係を脇にどけて

ハンナは学生時代の知人 ロスと結婚することに。

周囲に祝福されながらも、ロスの経済感覚に一抹の不安を覚えるハンナ、、、。

これだけで怒っているファンがいるみたいですが、

長年のどっちつかずの交際を捨てて、

新しい男性と結婚するヒロインって、、、

アガサ・クリスティの時代から書かれているよくある設定。

よくある「現実」を反映しているので、

作者に憤慨する方がお門違いかと。。。。

第一、ストーリーの流れを考えても

何度も浮気まがいな事をしているマイク

子供(実子ではない)かわいさに元彼女とよりを戻そうとしたノーマン

この二人と釣り合いをとるには

一度の結婚くらいちょうどいいのでは???

 私が今回面白かったのは

ハンナの動作描写、揚げるクッキーの存在を知ったこと

です。





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最終更新日  2019.09.22 12:13:12
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