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本と映画と食事とあひる

2020.04.30
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カテゴリ:読書



 『鬼滅の刃』、面白いですね。

主人公の少年が愛するものを守るために

切磋琢磨し、仲間たちと共に戦う―。

まさに少年漫画の王道。

 私はあまり、少年漫画を好みませんが、

(なんか暑苦しいし、押しつけがましいし、

某少年誌は人気が出ると主人公生き返るし、、、)

でも、『鬼滅の刃』ははまりました。

読んでいて泣けますし、笑えますし、

登場人物が魅力的でバランスが取れています。

 さて、そうはいっても私は長生きしていますので

いろいろ思い出す作品などございます。

楠桂の『鬼魔(おにこごめ)』シリーズとか

『妖魔』、『鬼切丸』、馬場あき子の『鬼の研究』とか。

そもそも、うん十年前に楠桂の作品を読んだとき

「この人、馬場あき子の本を読んだのかな?」と

思っていました。

 テレビドラマ化された『八神くんの家庭の事情』ほか

ポップなラブコメが知名度高いのですが

楠桂はデビュー当時、

結構、筆圧が高いがさがさした

雰囲気のある絵柄だったんですよね。

ミステリーやスプラッター、SFがしっくりはまっていました。

時代物特有の闇を、日本の湿度を持って描ける数少ない少女漫画家。

よく『りぼん』で活躍していたな、と思います。

(私は『りぼん』買ったことなかったです。

兄がいたんで青年誌読んでました。汗)

ご本人が写真集出したり、美人双子姉妹で売っていたりしたので

軽薄なイメージありますが、お二人とも

かなりの読書家。

私は最近のクリーンな絵より

デビュー当時から数年の絵柄が好きですね。

 『鬼滅の刃』は出てくる鬼たちにも

そうならざるを得なかった背景、哀しみや苦しみが

しっかり描かれていて

日本的な抒情を感じます。

こういうところ、楠桂の古い作品を思い出しました。

彼女のほうが、

鬼とは怨嗟の集合体

という意識を感じますが。

楠桂は女性ながら鬼の造形や特徴をしっかり描いていて

当時の少女漫画家としては異色。

ひとつひとつ記憶に残っています。

『鬼切丸』は学生服の少年が

(彼も角がないとはいえ鬼なのに)

鬼退治をしているというストーリー。

黒と白の使い方がすごくうまくて

うなりましたね。私は彼女はカラーよりモノクロがうまいと思っています。



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 こちらは馬場あき子の本。

装丁がうん十年変わっていない!!!

さすがちくま書房!!!


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 こちらは電子書籍化されていないんですね。

残念。

谷山浩子さんの歌にもなったのになあ。

追記:私が面白かったと感じているのはあくまでも昔の『鬼切丸』。現在unext で無料で読める『鬼切丸伝』は同じ作者の作品とは思えないほど違うので注意して下さい。
この人、作品にPC使っちゃダメなタイプの漫画家さんですね。(涙)





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最終更新日  2021.01.18 08:30:35
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