プチ量産のためのケース加工治具製作
前回に引き続き鉄道模型用パワーパックの製作です。販売のためにある程度定期的に出品するためにはプチ量産をする必要があります。ひとつだけ作るのであれば、直接ケースに寸法を取って部品を組み込見込む穴を開ければいいのですが、ある程度の数を作るためには、寸法を取る手間を少なくすることが寛容です。ケースにパカっとかぶせれば、部品を組み付ける穴の位置が一発で決められる穴あけ治具です。まずは直流ダーリントン増幅制御 DCR-Mini 12V1Aパルス幅変調1制御 PWM-Mini 12V1Aパルス幅変調制御ハイパワー仕様 PWM-Hyper 15V3A今日はこの3種共通の治具製作をしました。まずは、CADで作った穴あけ治の図面を印刷してPPシート(プロプロピレン・シート)に貼り付けて切り出します。CADを使うと寸法どおりに印刷できるので便利ですね。WORDだとかだと、なかなか寸法通りに図を書くのが難しいですね。ちなみにCADソフトはフリーのJW-CADを使わせていただいています。もともとはWindows用のソフトですが、最近はMac版も出ています。便利に利用させていただいております。ありがとうございます。切り出したPPシートです。赤線のクロスしたところが部品を組み付けるための穴の中心になります。実際に穴あけするときに間違えないように穴の寸法も書いてあります。赤線クロスの中心にピンバイスで小さな穴を開けます。0.8mmの穴です。本当は0.6mmぐらいがいいのですが、実際にケース穴を開けるときは電動ドリルを使いますので、0.6mmのドリルビットだとちょっと力をかける方向を間違えると、簡単にポキっと折れます。かといって、結構丈夫な1mmのドリルビットだと穴を拡張するときに中心がブレて美しくない。で、今回は過去の失敗を生かし、0.8mmをチョイスしました。穴あけが終わったら、立体に組み立てて出来上がりです。ケースにパッカと被せて使います。被せたら、小さな穴に0.8mmのドリルビットをつけた電動ドリルでケースに穴を開けていきます。 さらに、それぞれの部品を組み込むために再度太いドリルビットで穴の径を大きくします。この辺は次回のブログでご紹介しましょう。氣波 拝。