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今学期に栄養とパーフォーマンスのクラスを履修しています。
そこで習ったことを紹介したいと思います。 本当にご飯は太る要因なのでしょうか? ご飯は炭水化物の仲間です。 炭水化物は、人間の生命維持にとても大切な3大栄養素の一つで、体の機能を保つエネルギーを出してくれます。以下が3大栄養素です。 炭水化物:4キロカロリー たんぱく質:4キロカロリー 脂質:9キロカロリー 全部1グラム当たりの値です。 ご飯は太る?の答えを端的に言うとー <ハイ、太ります。食べすぎを続けたり、体を動かさなかったりすると太ります。> ですが炭水化物がブドウ糖に変換されると、それは生体エネルギーの元になるので、取らないわけにはいきません。実をいうと炭水化物はブドウ糖に変換され、優先的に体のエネルギー源となるのです。直ぐ使われることになっています。全部は直ぐに使いませんよ。レバーに一時蓄積します。少しずつ出しています。炭水化物の生体エネルギーで大切なのは、体全体の機能や脳の機能を維持することや、それと赤血球にも使われます。 レバーでももうこれ以上蓄積できない時(食べ過ぎたり、運動をしなかったり)は、炭水化物は体内で脂肪に変化します。脂肪は体の周りに付いたり、血管の中に居場所をみつけたりします。 健康的なブドウ糖の蓄積場所は2箇所あって、1つはレバー、もう一つは筋肉です。レバーに蓄積されたブドウ糖は体の生命維持だけに使われます。筋肉内に蓄積されたレバーは筋肉を動かすときに使います。筋肉を動かす、体を動かすとよりブドウ糖が筋肉内に行くのです。余ったブドウ糖を脂肪にするより筋肉に使われた方がより健康的だと思いませんか? では炭水化物を取らないとどうなるか? ー最初は大丈夫ですが、その後は危ないです。 炭水化物は小腸でブドウ糖に変換され、小腸壁を通り抜け血管を通してレバーにたどり着きます。その間血管のブドウ糖値は上がります。その時すい臓から出されるインスリンという物質により正常値が保たれています。血糖値の少ない時(食べない時)グルカゴンという物質により正常値が保たれます。 炭水化物が足りなくなってくると、たんぱく質を使ってブドウ糖を体内で合成します。それでもまた足りないときは脂質を使います。でもたんぱく質は余り使いたくありません。たんぱく質は他にすることが沢山あるのです。体の細胞を新しくしたり、直したり、水分量を調整したり、酵素やホルモンを作ったり、栄養物を運んだり、大体は骨と筋肉と内臓に使われます。 炭水化物もたんぱく質も足りない場合は、脂質を使い生命エネルギーを合成しようとしますが、脂質ではきちんとブドウ糖に分解できないのです。ケトーシス(ケトン症)という現象が起こります。ブドウ糖が一番最初に無くてはならない物質なのです。ケトーシスは、脂質の分解が上手く行かないために体内で酸が出来てしまい、酸性化してしまいます。重症ですと生命の危険があります。 それでも貴方はご飯を嫌いますか? 食べる量をコントロールすれば問題ありません。 ご飯を沢山食べる人は、他の食材でおなかを膨らましましょう。 レバーにブドウ糖を蓄積するより、筋肉に蓄積しましょう。 長期の断食などは、指導者の元で行うことをお勧めします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年10月05日 03時44分39秒
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