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テーマ:ミュージカル大好き♪(369)
カテゴリ:ミュージカル
井上ひさしさんの脚本で蜷川さんの演出だから!と
妹に誘われてコクーンで「道元の冒険」を観て来ました。 「ロマンス」以来、声と渋い演技、 そこにいるだけで安心する木場勝己さんと 妹おススメの北村有起哉さん。 この二人が大活躍で、他の芸達者の皆さんも好演でした。 無信心、罰当たりなワタシですので 仏教には(仏教にも)詳しくない。 だから「道元」に出会えるのはラッキー!と 予備知識(舞台に関しても)なしで 「コクーンか、渋谷はヤダな」と 思いつつも出かけました。 渋谷は迷子になるし、人は多いし、 ぶつかった人は知らん顔で 過ぎて行くし、あんまり良い印象がないのですが、 よく渋谷でぶつかりそうになるのは、 若者と歩くスピードが違うから? それとも迷っているから? ま、そんなことはどうでもいいですが 饒舌なイメージの阿部サン、 思ったより静かで寡黙なお坊さん。 台詞は木場さん、動きが北村有起哉さんが メインのように感じました。 ![]() 【楽天ブックスならいつでも送料無料】道元の冒険 [ 阿部寛 ] 初舞台かな、 栗山千明さんは少年時代の道元役などをこなし、 並ぶときなど、「ワタシここでいいの?」というような感じで 隣を見たり、位置を直したりが初々しくて可愛かった。 華があり、プロポーションも歌もいいので 舞台に合ってる人かも。 この舞台は一人が二役以上の早替わりが見どころのひとつですが、 舞台上にいない人の名前が呼ばれると、 そのご本人は走って上手から舞台を去り着替えたかと思うと、 下手から別の役で「涼しい顔(のつもり)」で登場するのですが、 そのからくりはわかっていても芸達者の皆さん、 うまくふくらませて笑わせてくれる。 何パターンか繰り返されますが、 舞台上の他の役者さんが走る仲間を 「○○さんはうまく決められるかな?」という風に ニコニコ見守る姿がなんかイイ感じです。 さんざ、笑った後は再びシリアスな展開に。 笑いながら、徐々に本質に迫っていくわけです。 途中、女性出演者が市場と思われるシーンで 食料を手にして並ぶシーンがありますが、 栗山さんや神保共子さんなどが手にしているのは 鶏! 足を持って逆さに吊るしているけれど 動かないので作りものかと思っていたら、 途中で羽ばたきしたので本物! 「お気に召すまま」の羊といい、 蜷川さんは小道具(?)まで 本物志向なんですねo(*^▽^*)o~♪ 阿部道元さんは静かでした。 たいていは、舞台の下手に一人で座ってました。 舞台中央の他の役者さんの動きをジッと見て 若き日の道元を演じている北村有起哉さんが みんなからボコボコ頭を殴られているときは 双子の片割れのように痛そうに苦笑しつつ 自分も頭をさすってました。 阿部さんが話したり、立ったりしないときは 私たち客席も舞台中央の動きに集中しているわけですが 舞台も終わりに差し掛かった頃、オペラグラスでのぞくと フト、阿部道元さんを見ると涙がにじんでました。 ※2016年6月 追記。ビックリ DVD高いなーと思ったけれど 楽天ブックス以外は軒並み、その値段で売り切れ。恐るべし お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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