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September 14, 2018
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カテゴリ:舞台【音楽あり】

何も知らないで観た前回。

戦時中のアメリカに暮らす日系1世の話は少しは知っていた。

「バンクーバーの朝日」で観た時に悔しい想い、切ない思いに唇をかんだ。

そして、「マンザナ、わが町」で知った2世のこと。

日本を知らない2世は、アメリカの市民権を持つ分、
複雑だった。



自分たちが望まないのに

戦争に巻き込まれた人たちのことを想うにつけて
強く感じるのは、
この人たちが生きたかったこと忘れちゃいけない、

その想いをつなげていくことしか、
この人たちが生きた証を残せない。

清く正しく命を落とした人も、
やむを得ず、
悪いことに手を染めてしまった人も

みんな、みんな。

誰かと誰かと誰か、
偶然が重なった先に私たちがいる。

二世だから収容所の捕虜になった彼女達。

自分らしく生きようとすればするほど

危険分子とみなされる皮肉。

再演だから、役がすっかり自分のものになって、
よりいっそう役の輪郭が
ハッキリした分、
前より強く響いてくる。

熊谷さんの浪曲も一段と迫力を増し、
本職の方かと見まごうくらい。

まっすぐで清々しい、土居さんのイメージにピッタリ、
でもこの時代においては、やっかいな性格のソフィアを
受け止める器量があるオトメさん。

伊勢佳代さんの演じるサチコ斎藤。
以前は感情を外に出さないように
我慢していたように
感じたけれど、
今回は、その心の叫びが、
より伝わってきた感じがする。

吉澤梨絵さんの演じる役は皆好きだけど、
ピコやアンが成長して、
こんな素敵なジョイスになっていて、
二度惚れ、三度惚れ。

(実は売れない女優の役で
日系の為、みじめな思いもたくさんしたジョイス。

劇団四季で常にヒロインだったのに、
ハニートラップまで辞さない覚悟の役が
また、カッコいい)

新加入の北川理恵さんは
2015年版を見て感動し、
今回出演が叶ったそうで、
その嬉しさに溢れたフレッシュさ、
歌のうまさで四人のお姉さんと自然と溶け込んでいた。

再演があったら、またリリアンを演じてね。

土居さん演じるソフィアを救おうと
直談判しに行くところの再現シーン、

腹をくくった彼女たち

命がけなのに、
コントみたいは弾けっぷりが、

可笑しくて、いじらしくて、可愛くて、大好き。

彼女達が歌う唱歌。

土居さんの歌声が聞こえてラッキー!
浮かれる気持ちを抑えて聴く。

多くの日本人には、懐かしい情景だけど
日本を知らない彼女達が歌っていると思うと
その美しさ故、胸に迫る。

最後のメッセージは、
涙なしには、というよりも

涙ダラダラ流しながら

その涙で迷いとか体裁とか偏見とか、
つまらないものは洗い流しつつ、

がっちり受けて止めないことには、
彼女達とつり合いが取れないと思う。

マンザナに彼女たちがいた。

戦争は彼女たちから
多くを奪ったけれど、

誇りを失わず、生きた人たちがいた。

彼女たちへ続く道を歩きたい。


2015年版 マンザナ、わが町 感想はこちら

マンザナ、わが町 2015年版 トークショーは、こちら

土居裕子×熊谷真美×伊勢佳代座談会の記事はこちら







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最終更新日  September 14, 2019 05:15:46 PM
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