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テーマ:食べ物あれこれ(50354)
カテゴリ:食育
徳島の和田島のちりめんのお味は日本一だと誇っています。
しかし、近年の漁の減少から、輸入ものも多く入ってきています。 インドネシア、韓国、中国などからです。 最もよく市販されているのが、インドネシア産。 これは、インドネシアで水揚げされたちりめんをバリバリに乾かし、日本に送られてきます。 そして、日本のちりめん加工会社が大きなプールに、赤色何号、青色何号で色づけし、さらに過酸化水素水で漂白、それにアミノ酸系の食品添加物をふり入れ、味付けをします。 バリバリに乾いたちりめんが、それらの薬を吸ってふっくらと真っ白、それを干すと、それはそれは、キレイなちりめんに仕上がります。薬付けのサイボーグのちりめんです。見た目も白くてキレイです。お味もしっかり化学調味料で味付けされてます。 開発するまでは、何度も失敗を繰り返したといいます。そこの社長さんは緑色のプールで泳いでいる夢を何度も見たとか・・ しかし、これが、またよく売れるんです。 今でこそ、表示をうるさくいわれますが、それでもなお売れています。 安定した価格で、放っておいても売れるちりめんです。 でも、その過程を知っているこの業界の人は口にもしません。 仲卸の塩干屋に和田島産や他県の国産と並べても、小売り屋さんは、価格と見た目でインドネシア産と承知で買って行きます。 袋詰めにした場合は、必ず原産地の表示は必要ですから、スーパーなどは明らかです。 が、その実体、裏側は表示されませから、消費者は、価格と見た目で買い求めになるのでしょう。 私は、自分が口にしないものは売りたくないのですが、消費者のニーズというのもあり、 一応、小売りにも置いています。 でも、自らは決してお奨めしていません。本当は置きたくありません。 余談ですが、5年ほど前に若くして他界された海産物問屋の社長さん、彼は決して外国産のちりめんは売りませんでした。少し職人肌の社長さん、そんなとこが好きで、カッコイイと思っていましたが、私も襟を正したい。しかし、お客さんのニーズにも合わせないと行けません。この矛盾もあってフリマを開設したわけです。ここなら、自分が本当に皆さんに食べて頂きたいと思うものが置けるのわけで、私のジレンマが解消できる場所です。 しかし、三流の居酒屋さんなどは商売ですから、価格と見た目でお求めになります。 その反対に、素材にこだわりのある食べ物屋さんはやぱりお高くてもイイ物を買います。 そういう仕入からみても、そのお店に行かなくてもだいたいどういうお店なのかが図り知れます。 それから、最近では、朝市とか青空市とうのがありますが、確かに和田島産を売っているおばちゃんもいますが、中にはへーきでインドネシア産を和田島産と偽って売っているおばちゃんもおいでです。 函売りは表示の義務もなく、店を構えているわけでもないので責任がありません。 消費者のみなさん、おばちゃんの皺に騙されてはいけません。 食品の表示が厳しく問われていますが、本当の情報公開はされていません。 ものをつくる人は、食べる人のことを考え安全で安心できる物を、そして、消費者もまた、色や見た目が悪くても本来の味を知る努力、そして売る人もそれをきちんと説明できるように、 作る人、売る人、食べる人が、近欲に走らずまっとうな食を支援できる関係を築かないかぎり、 「違法」ということは後を絶たないのではなかと思います。 人気blogランキングへ ★ブログランキングに参加しています(^_^)v皆様の1票が私の元気の素です。 クリックお願いします m(_ _)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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