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テーマ:旬・シュン・しゅん♪(3075)
カテゴリ:細腕繁盛記
先週から、新汐さんまを仕入れています。 例年なら、お盆を過ぎ、朝夕の風が変わり、夏の終わりを感じる、価格も安定した頃から 仕入、販売しますが、帰省した息子にも食べさせてやりたいと、早めの販売に踏み込みましたが、 このうだるような暑さ、新物の汐さんまはどうですか?と店頭で販売しても、お客様は振り向 かず、暑いのに焼く気がしないと敬遠がちです。 「汐さんま」とは、一塩して急速冷凍したものです。 スマートで銀色に輝くナイスボディー、きらりとヒカル刀のよう、秋刀魚。 生の氷漬けのさんまより、焼くにはこの「汐さんま」が断然美味しいです。 平たく言えば、汐鯖のさんまバージョン。 汐で〆ているので、このまま酢をしてさんまのお鮨にもできます。 新物のさんま、しばらくこの汐さんまが出回ります。 ヒラキ(干物)にするのは、汐さんまではなくて、生を急速冷凍したものを年間を通し て、(干物の)原料にします。 徳島で一番売れる干物が、さんまのヒラキですが、個人的に、私はさんまのヒラキは好まず、 さんまを食べるのは、この汐さんまが出回るこの旬のものです。 すだちに大根おろしを添えて食べる、これは、私の中のご馳走です。 試食しましたが、夫も息子もキレイな櫛型の骨を残すばかりでした。 息子と私は腹を取り覗き焼きますが、夫はまるごとで、腹も肝も食べます。 夫曰く、身に肝や腹の苦味を絡めて食べるのが旨いのに・・・ 鮮度の良いさんまだからこそ腹も食べられるのですが。 夕食時に、「この暑さ、売れんのよなぁ」 「こんなん食べんと・・・、あほやな~旨いもん知らんなぁ~」 こういう仕事していて特することは、人よりチト美味しいもんを食べられること・・・・・ です。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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