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2006年03月22日
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結核の早期発見に新技術 産学連携で実現

県内で結核の新検査法の確立に取り組んだ琉球大学医学部の(左から)健山助教授、藤田教授、宮城医師=20日、琉球大学医学部

  素晴らしいことです。早期診断、早期治療がなにより患者さんにとっても予防医学からも嬉しいニュースです。病院、学校など集団感染が出ていますが、このようなことが起きないように、早めに早期診断を受け感染拡大を、個人の意識の高揚を、厚生省はもとより自治体の段階でも推進していかなければ、感染の増加には歯止めはできないと思います。

☆(琉球新報)は次のように報じています。
 県内で毎年300人余の新規患者が発生している結核で、「クオンティフェロン」と呼ばれる新しい検査方法が、患者の早期発見と的確な治療に効果を挙げている。琉球大学医学部第一内科の藤田次郎教授を中心としたスタッフが、産学連携で検査をシステム化。従来のツベルクリン反応に比べ短期間でより正確な判定ができるのが特徴で、感染の疑いのある人への無駄な治療薬の投与が防げるという。藤田教授は「離島県沖縄での早期診断、早期治療にとても有効。多くの病院で活用してほしい」と話している。

 「クオンティフェロン検査」は、1995年にデンマークで開発された結核診断法で、患者らから採血した血を培養し、そこで発生する特定物質「インターフェロン―γ」の量を測定するというもの。 (1)ツベルクリン反応に比べBCG接種の影響を受けない(2)反応を数値で測定できる(3)病院で再診することなく一度の採血で診断できる(4)翌日に結果が分かる―などの利点がある。近年日本でも注目されている。
  ただ、採血後12時間以内に検査する必要があり、昨年までは検査機関が千葉県内にしかなかったことから、航空機で搬送するなど時間的制約がネックとなっていた。
 藤田教授らは、同検査が今後の結核診療に必要になってくると予測。昨年5月から、健山正男助教授、宮城一也医師らスタッフで、検査体制の確立に取り組んだ。
 その結果、今年1月には、検査業者の「ファルコバイオシステムズ」が、県内にラボを設置し外注検査を開始。同検査が保険適用されたこともあり、今年2月以降検査件数は増加傾向となっている。
 この取り組みが全国に伝わり、 現在では大学病院や研究所などからの問い合わせが急増。逆に本土から沖縄に検査が回ってくる状態という。
 県内の結核患者は、2003年から05年までの3年間は約300から330人前後で、ほぼ横ばいで推移している。藤田教授は「この検査は、肺結核だけでなく、肺外結核の早期診断にも有効。今後は、治療後の検査結果も調査していきたい」と話した。
出典(琉球新報)

感染症健康危機管理実施要領 厚生労働省健康局

http://www.mhlw.go.jp/general/seido/kousei/kenkou/kansen/index.html

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最終更新日  2006年03月22日 07時18分20秒
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