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カテゴリ:読書
夕方から出かけた。よく行くショッピングモール。
そこの書店が比較的品揃えがよく、また見やすいレイアウトになっている。 キッズスペースも確保されているので、子守りもしやすい。 仕事も兼ねて梅田の大型書店にも行っているカワウソさんが子守りを引き受けてくれて、比較的長い時間、自由時間をもらった。 目当ての本もあるが、思いがけない本の出会いもある。 今手にしないと、きっと次は手に取れない、という感じの本の出会い。 そういう出会いがあると、胸が躍る。 この日の買い物。 クロワッサン特別編集「昔ながらの暮らしの知恵。」 辰巳芳子「味覚日乗」 昨年の秋ごろから、幸田露伴に連なる女性3代の本を読み重ねていた。 思い出すと、絶対安静を言い渡された日に布団に横たわって読んでいたのは、幸田文「雀の手帖」だった。 つい先日読み終わった青木玉「上り坂下り坂」に秀逸な表現を見つけて、やはり胸が躍った。 包丁で切り分けている西瓜が「一気に笑み割れ」る、という表現、なんて素晴らしいんだろう。心の中に留め置く言葉。 本を読むのは楽しい。自分の世界が豊かに満たされていく。 子どものために、家族のために、という範疇ではなく、自分のためだけの純粋な喜び。 どんなに自分を見失いそうな時も、それを忘れないでいたいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年02月12日 13時23分17秒
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