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カテゴリ:日々の記録
この夏で、結婚して6年が過ぎたことになる。
このところ思い返してみて、6年前には2、3年後のことすらまったく予測不能で、10年後なんか夢のまた先という感じだったのが、今はぼんやりとだけど想像できてみたりするなぁ、と気付いて、不思議な気持ちになる。突発的な出来事もあるにはあるだろうけど。 この6年間で、何が変わったのだろう。子どもの成長といった他者の変化を物差しにするのではなく、自分自身の変化として。 簡単に言うと、年齢を重ねて30代も後半に入ったし、身体的にもそれを自分で感じる瞬間が増えた。 代わりに、6年前に比べたらひととおり家事を切り回せるようになった。 料理のレパートリーがまあ増えたし、大嫌いといってよかったアイロンがけが苦でなくなった。結婚直後からいえば、専業主婦としての技術力はアップしたかなぁ、と主人のシャツにアイロンをかけながら考えたりした。 考えることの興味の幅が広がった。 専業主婦は家庭にこもっているようで、家庭の小さな出来事から気付き、行動を起こしたら、もっと社会に影響あることができるものだ。そういうことを最近読んだ本で気付いた。 今読んでいる本のキーワードは「食育」だ。このところ立て続けに読んでいる。また日記に書き残したい。 この6年間で、ラッキーを迎え、子どもを授かり、そして子どもを亡くした。 その中で、6年前に単に法律的に夫婦になったカワウソさんと、真に「夫婦」になってきたのだろうと思う。 食べ物の好みも飲み込めるようになったし、読書の傾向で興味あることがわかる、仕事で何かあったか話さなくても気付く場面が増えた。 運命共同体といえばそう、だけど依存一方では崩壊する、人生の伴走者で、最大の応援団で、逆に応援すべき人だ。 そういえば大火傷した体験もあった。カワウソさん、あの時、冷たいシャワーを浴びせかけ続けながら体が震えたと打ち明けてくれたことがあったな。 普段はまったく忘れてしまうくらい、それも過去のことになった。顔面はほとんどわからなくなった、手首にうっすら痕が残るくらい。一時期苦しんだフラッシュバックも、今はない。 住まいは変わったが生活圏は同じ、6年ほぼ同じ場所にいて、今はすっかり地に足が着いた気がする。今の住まいは長く住むことになるだろうし、愛着ある場所になった。 顔見知りというだけでなく、友達が増えた。心の深い部分を話せる友達もできた。 結婚後、生活の変化に慣れることがなかなかできなくて、長い間戸惑って、ホームシックにもなった時期は遠い過去になってしまった。何をあんなに思い悩んでいたのか思い出してみると、肩に力の入り過ぎた未熟な自分に苦笑いしてみたくなる。 6年間、自分なりに、がんばってきたよね。よかったね。おめでとう私。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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