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テーマ:福祉医療関係(1061)
カテゴリ:気まぐれ業務日誌
製薬メーカーの担当MRが、頻繁に訪問したり、
医薬品卸の担当MSが、処方状況を気にしてこそこそ訊いてくるような医薬品は、 事務屋としても、正直言うと癪に障るが(なんでやねん!)、結構処方量や在庫を気にしている。 処方が減る理由は、大抵二つだ。 (1)その医薬品を必要とする患者が居ない・少ない、処方したが効果が得られなかった場合。 (2)その医薬品と類似医薬品を採用して、医師がそちらをファーストチョイスに切り替えた場合。 患者が居ない、つまりその薬を必要としないってことは、健康ということを考えたら素晴らしい。 (ま、医療機関にとっては、病人やら怪我人が居ないなんてことが続いたら死活問題だったりするが・・・。) また、例えば高血圧の患者にとある降圧剤を投与して、思ったように効果が得られなかったり、副作用が大きかったりすると、別剤に換えたり、投与を中止したりする。 だから、その医薬品の処方が減っていくのは、致し方ないだろう。 (しかも、意外と同じ時期に同じ医薬品で同じ訴えがあったり、効果が思わしくなかったりってことって続くんだよねぇ。) でもって、やっかいなのは、医師がファーストチョイスを切り替えたり、採用を中止したりする場合。。。 そしてその理由というのが、これまた二つ。 (a)もっと薬価差益の大きい(値引きの良いお得な)医薬品を採用する・した場合。 (b)MRが女の子に変わった場合。。。接待された場合。。。ゴルフに付き合ってくれた場合。。。 なんていうか、これが現実・・・ でもって、はっきり言うと、(b)>(a)なんだよね。。。 だから、 医師:「きむぽんさん、A薬の在庫終わったら、若干薬価下がってもいいから、後発品で値引きのいい医薬品を探してB社(後発品専門卸)から入れて。そっちに切り替えるから!」 と、指示が出て、B社に発注・納品の後、A薬を納入してもらっている医薬品卸C社の担当MSに、 自分:「A薬切り替え予定だからこれで終了ね。」 と話すも、うちの医師の性格をしっかり把握してる医薬品卸の担当MSは、 医薬品卸C社:「でもさ、多分A薬の担当MRさん(♀)が訪問してお願いされたら、どうせまた買っちゃうんじゃないの?」 自分:「うん、そうなんだよねー、そうなんだよ!解かってるんだよ、いつものパターン!いつもその繰り返しなんだよねぇ。定期処方の患者さんにも、同じ薬(効能・効果)なのに、薬の名前もお会計もコロコロと変わっちゃって、気の毒なんだよ。だから正直A薬を売り込みに来て欲しくないんだけど無理な相談だよね。。。」 医薬品卸C社:「多分、無理!」 自分:「だよね・・・。」 そして、案の定、忘れたころに、院長発注で卸のC社からまた、A薬が納入されるわけなのだ。。。 こんなことの繰り返し。。。 なんとかならんもんかのう・・・。。。 なので、前月に医師から別の後発品に切り替えるように指示が出た医薬品は、ぎりぎりまで発注しないことに! 今の在庫がなくなる前に、卸に情報流すから、ちゃんと売り込みに来なさいね、 某製薬メーカーのMR(♀)さん!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年08月23日 00時00分43秒
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