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テーマ:福祉医療関係(1061)
カテゴリ:気まぐれ業務日誌
院内処方の当医療機関、本日のメイン診療医師は、非常勤のH医師。
っていうか、遅刻じゃん、超重役出勤じゃん!今日はお休みなのかと思っちまったよ。 しかもなんで1月に半袖で登場なわけ?若作りもそこまでやると、どうなのさ、って思っちまうぜ! 冬の朝は、毎度毎度の常連患者が朝から受診し、その後若干まったり時間が過ぎ、10時の時計を過ぎる辺りから慌ただしくなる・・・。 つまり、寒い冬は、朝早くからなんて、早起きがお得意のジジババ様しか来ないわけですよ。でも普段は通院できない社会人も居るわけで、そんな新患さんもさくさくやってくる土曜日に、皆さん同じ時間に集中するんだよね。 そんなバタバタしだした時間に、高血圧・その他疾患にて継続受診中の患者さん(老人・♂)が受診。忙しくて、来院していることすら最初は気付かなかった。 んが、診察を終えて、その患者さんのカルテがあがってきて、目かテンに! え?この処方は、マジデツカ・・・??? 事務屋:「ちょっと、ベテラン看護師MYさん。」 看護師MY:「何?」 事務屋:「これ、処方間違い?どういうこと?」 看護師MY:「ああ、血圧がさ、ほら高くて、これが続いてるんだって。だから処方量増やすって。」 事務屋:「それにしたって・・・。これって診察はH先生?」 看護師MY:「うん、そう。」 事務屋:「H先生って今、手空いてます?」 看護師MY:「えっとね、あ、大丈夫みたい。」 カルテも持って、診察室のH先生のところへ。 事務屋:「H先生、この患者さんの処方、N錠ですけど、ホントにこれで宜しいのですか?」 H医師:「だってさ、、、、。」 と言って、こそっと院長を指差すH医師。。。 事務屋:「基本1錠ですよ、すでに現在2錠服用中です。確かに症状によっては適宜増減ですけど・・。」 H医師:「う~ん、下がんないんだよねぇ、血圧、現状だと・・・。」 事務屋:「先生、この処方で保険通した経験はありません!通るか自信ありませんが。」 H医師:「ほかに降圧剤ってナニあるの?」 と、H医師と薬品棚へ。 H医師:「N錠って、Ca拮抗剤だよねぇ。」 事務屋:「はい、併用処方のもう1剤もCa拮抗剤です。」 H医師:「ARBは?あったっけ?」 事務屋:「はい、B錠と、N錠があります。この患者さんは、以前B錠を服用していた時期もありました。」 H医師:「そうなの?」 事務屋:「はい、N錠1錠からB錠1錠、で、またN錠1錠と切替て、現在はN錠2錠処方となってます。」 H医師:「そっか、じゃあ、現状にARBを追加にしよ。何錠で出せばいいんだ?」 事務屋:「最大量は12mgまでですが。。。」 H医師:「じゃ、1錠で。」 ・・・事務屋に疑義照会されて、簡単に覆す処方はしないでくださいよー、H医師。。。 確か、Ca拮抗剤のN錠、以前高血圧の傷病名1日2錠で処方したところ、査定されました。だから、現在は、2錠に増量の場合は、傷病名を重症例と記載してもらっています。 それが、3錠処方・・・、医療上は問題なかった、としても、保険上では、、、事務屋、はっきりいって自信ありませんでした。 だから、確認したんです、ほんとにいいんですか?と・・・。 H医師が、『大丈夫、医師として、必要と判断したんだから、この処方!』 と言ってくれたら、多分そのまま調剤にまわしました。 んが、大丈夫とは言ってもらえなかった・・・。。。 正直、自信、なくなりました・・・・・。 おいらの疑義照会、ほんとのところ、よ、良かったのかなぁ・・・。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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