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なぜ中国人は日本人にケンカを売るのか/孔健【2500円以上送料無料】 価格:699円 対立の深層を徹底分析! 事あるごとに非難合戦を繰り返し、闘争を続ける両国の結末は「真の友人」か、それとも? 経済発展が進み、わが世の春を謳歌する中国。日本は、今後の中国のさらなる成長を見込み、企業の進出も活発だ。しかし、中国では日本製品への不買運動が起こるなど、ちょっとしたきっかけで暴動が起こる。 日中政府は関係強化を進めているが、現在のそれはあくまでも戦略的互恵関係であり、実際の日中関係は相変わらず悪いままだ。なぜ、ことが起こるたびに中国は日本に噛み付くのか。 日中に横たわる深い溝を埋め、「真の友人」になれる日はいつになる? 本のソムリエさんが紹介されていたので、そのまま紹介です。 「なぜ中国人は日本人にケンカを売るのか」孔 健、講談社 【私の評価】★★★★☆(82点) ■2005年頃に小泉純一郎首相が 靖国神社を公式参拝したことに対し、 中国で反日デモが盛り上がった頃の 一冊です。 中国人の孔さんに言わせれば、 いっぺんケンカしてみなければ、 相手の力がわからない。 だから中国当局は、 小泉首相の力を試しているのだ、 という見方をしています。 歴史を振り返って見れば、 小泉首相は合格だったのでしょうか。 ・中国人は広い意味での騎馬民族である。 だから、知らない人間に出会うと、 いっぺん、ケンカを売ってみる。 なぜならケンカをしないと、 相手の本当の力がわからないからだ・・ その点、日本人はナイーブだ。 ケンカをすると「こんなやつとは付き合えない」 と絶縁状態になってしまう。しかしそれでは、 問題は少しも解決しない(262ページ) ■また、2004年には上海総領事館員が、 カラオケで売春容疑で逮捕され、 スパイを強要されたうえに 「一生あの中国人達に国を売って 苦しまされることを考えると、 こういう形しかありませんでした」 と自殺しています。 中国人の孔さんから見れば、 中国当局からチェックされている 上海総領事館員が弱みを 中国当局に握られること自体が甘い。 自業自得ではないか、 ということです。 ・総領事館員自殺事件・・ はたして 引っかかった彼が悪いのか、 ひっかけた中国が悪いのか?・・ 不倫でスパイの罠に落ちるとは、 お粗末に尽きる。中国がはめた、 というより、はめてくれと言わんばかりだ・・ 自業自得と言われても仕方がない(60ページ) ■日本は正しいか、正しくないか、 中国は勝てるか、勝てないか、 が基準なのだと思いました。 自分が弱く勝てないのであれば、 強いものに礼を尽くしながら力を蓄え、 力を付けてから相手を叩き潰す。 分かりやすいですね。 中国人から見れば、 強きをくじき、弱きを助ける日本人は ナイーブなのでしょう。 孔さん 良い本をありがとうございました。 ─────────────── ■この本で私が共感したところは次のとおりです。 ・中国には「ケンカをするほど仲良くなれる」 という言い方がある。疑問、糾弾、悪口雑言、 大いに歓迎。中国人は積極的にケンカを売る。 「不打不成交」(ケンカするほど仲良くなれる) と考えるからだ・・・ 「ケンカ、ときどき仲直り」程度が 良いと考える。(33ページ) ・中国人はプライドと愛国心が強い国民だ・・ 中国のチェーンストアの協会である 中国連鎖経営協会理事会が「南京大虐殺」 「従軍慰安婦」「731細菌部隊の罪」などを削除した ”改悪”歴史教科書を支持している 日本企業名を上げて「日本製品ボイコット建議書」 を発議した(177ページ) 中国人は「強者」が好きだ。 「事大主義」である。 「事大主義」とは「弱い味方より強い敵を選べ」 という生き方だ(94ページ) ・毛沢東は朝鮮戦争で・・核爆弾の脅しにより、 和平を余儀なくされた・・ ▼続きを読む http://1book.biz/2018/05/21/china.html 「なぜ中国人は日本人にケンカを売るのか」孔 健、講談社 【私の評価】★★★★☆(82点) [Amazonで購入する] http://amazon.co.jp/o/ASIN/4062811812/mag06-22/ref=nosim/ [楽天ブックスで購入する] ■目次 プロローグ 「日本とは戦争だ!」と六歳の子どもが叫ぶ 第1章 セックスからはじまる非難合戦─中国人「鬼嫁」VS.日本人「色狼(シエンラン)」 第2章 靖国論争の根底にある死生観の違い─墓をあばいてでも報復VS.死んだらみな善人 第3章 若者たちの過激な“愛国論議”─強気の中国人VS.弱気の日本人 第4章 オリンピックに命をかける中国人─メダル大国中国VS.スポーツ施設大国日本 第5章 中国軍の本当の実力─見せかけ軍事大国VS.先端兵器大国 第6章 追いつき追い越すためにはなんでもする─公害・偽物大国VS.環境・経済大国 第7章 中国の一党独裁は遠からず崩壊する─独裁大国VS.自由小国 第8章 ケンカするほど相手が見えてくる─二〇〇〇年の交流史から何を学ぶか
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最終更新日
2018.05.23 08:34:03
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