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2018.05.23
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なぜ中国人は日本人にケンカを売るのか/孔健【2500円以上送料無料】
価格:699円

対立の深層を徹底分析!
事あるごとに非難合戦を繰り返し、闘争を続ける両国の結末は「真の友人」か、それとも?

経済発展が進み、わが世の春を謳歌する中国。日本は、今後の中国のさらなる成長を見込み、企業の進出も活発だ。しかし、中国では日本製品への不買運動が起こるなど、ちょっとしたきっかけで暴動が起こる。

日中政府は関係強化を進めているが、現在のそれはあくまでも戦略的互恵関係であり、実際の日中関係は相変わらず悪いままだ。なぜ、ことが起こるたびに中国は日本に噛み付くのか。

日中に横たわる深い溝を埋め、「真の友人」になれる日はいつになる?








本のソムリエさんが紹介されていたので、そのまま紹介です。

「なぜ中国人は日本人にケンカを売るのか」孔 健、講談社

【私の評価】★★★★☆(82点)

■2005年頃に小泉純一郎首相が

 靖国神社を公式参拝したことに対し、

 中国で反日デモが盛り上がった頃の

 一冊です。

 中国人の孔さんに言わせれば、

 いっぺんケンカしてみなければ、

 相手の力がわからない。

 だから中国当局は、

 小泉首相の力を試しているのだ、

 という見方をしています。

 歴史を振り返って見れば、

 小泉首相は合格だったのでしょうか。

・中国人は広い意味での騎馬民族である。

 だから、知らない人間に出会うと、

 いっぺん、ケンカを売ってみる。

 なぜならケンカをしないと、

 相手の本当の力がわからないからだ・・ 

 その点、日本人はナイーブだ。

 ケンカをすると「こんなやつとは付き合えない」

 と絶縁状態になってしまう。しかしそれでは、

 問題は少しも解決しない(262ページ)

■また、2004年には上海総領事館員が、

 カラオケで売春容疑で逮捕され、

 スパイを強要されたうえに

 「一生あの中国人達に国を売って

 苦しまされることを考えると、

 こういう形しかありませんでした」

 と自殺しています。

 中国人の孔さんから見れば、

 中国当局からチェックされている

 上海総領事館員が弱みを

 中国当局に握られること自体が甘い。

 自業自得ではないか、

 ということです。

・総領事館員自殺事件・・ はたして

 引っかかった彼が悪いのか、

 ひっかけた中国が悪いのか?・・

 不倫でスパイの罠に落ちるとは、

 お粗末に尽きる。中国がはめた、

 というより、はめてくれと言わんばかりだ・・

 自業自得と言われても仕方がない(60ページ)

■日本は正しいか、正しくないか、

 中国は勝てるか、勝てないか、

 が基準なのだと思いました。

 自分が弱く勝てないのであれば、

 強いものに礼を尽くしながら力を蓄え、

 力を付けてから相手を叩き潰す。

 分かりやすいですね。

 中国人から見れば、

 強きをくじき、弱きを助ける日本人は

 ナイーブなのでしょう。

 孔さん

 良い本をありがとうございました。

───────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。

・中国には「ケンカをするほど仲良くなれる」

 という言い方がある。疑問、糾弾、悪口雑言、

 大いに歓迎。中国人は積極的にケンカを売る。

 「不打不成交」(ケンカするほど仲良くなれる)

 と考えるからだ・・・

 「ケンカ、ときどき仲直り」程度が

 良いと考える。(33ページ)

・中国人はプライドと愛国心が強い国民だ・・

 中国のチェーンストアの協会である

 中国連鎖経営協会理事会が「南京大虐殺」

 「従軍慰安婦」「731細菌部隊の罪」などを削除した

 ”改悪”歴史教科書を支持している

 日本企業名を上げて「日本製品ボイコット建議書」

 を発議した(177ページ)

 中国人は「強者」が好きだ。

 「事大主義」である。

 「事大主義」とは「弱い味方より強い敵を選べ」

 という生き方だ(94ページ)

・毛沢東は朝鮮戦争で・・核爆弾の脅しにより、

 和平を余儀なくされた・・

▼続きを読む

http://1book.biz/2018/05/21/china.html

「なぜ中国人は日本人にケンカを売るのか」孔 健、講談社

【私の評価】★★★★☆(82点)

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■目次

プロローグ 「日本とは戦争だ!」と六歳の子どもが叫ぶ

第1章 セックスからはじまる非難合戦─中国人「鬼嫁」VS.日本人「色狼(シエンラン)」

第2章 靖国論争の根底にある死生観の違い─墓をあばいてでも報復VS.死んだらみな善人

第3章 若者たちの過激な“愛国論議”─強気の中国人VS.弱気の日本人

第4章 オリンピックに命をかける中国人─メダル大国中国VS.スポーツ施設大国日本

第5章 中国軍の本当の実力─見せかけ軍事大国VS.先端兵器大国

第6章 追いつき追い越すためにはなんでもする─公害・偽物大国VS.環境・経済大国

第7章 中国の一党独裁は遠からず崩壊する─独裁大国VS.自由小国

第8章 ケンカするほど相手が見えてくる─二〇〇〇年の交流史から何を学ぶか










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最終更新日  2018.05.23 08:34:03


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