コムシスグループ、兵庫県で水上フロート式太陽光発電所完成
コムシスグループは、兵庫県加東市の農業用ため池を利用して、同社初の出力(パネル容量)約2MW(約2,009)の水上フロート式太陽光発電所「加東市屋度大池太陽光発電所(サン・レイクス 屋度 加東)」が、2015年12月18日に発電を開始、1月14 日に第 9 号目となる太陽光発電所の開所式を開催する。投資額約6億円で日本コムシスが施工、発電事業はコムシスクリエイトが行う。 「加東市屋度大池太陽光発電所(サン・レイクス 屋度 加東)」は、兵庫県加東市にある屋度自治会の農業用ため池(敷地面積約5万6,600平方メートル)に、太陽光パネル8,036 枚を浮かべた発電所で、フロート式で水上に太陽光パネルを浮かべる太陽光発電所としては、コムシスグループ初。年間発電電力量は約210万kWhを想定し、年間約1,100トンのCO2排出量削減効果を見込んでいる。 水上での難しい施工行程を少なくするため、陸上でユニットを組み立て、それらをクレーンにより水面に着水し、移動。ワイヤーでフロートを岸に固定させる工法により効率化を図った。フロート架台には軽量で紫外線や腐食に強い高密度ポリエチレン製を採用している。太陽光発電は通常外気温が上がる夏には発電効率が下がるが、フロート式の場合、水上での冷却効果が期待でき、野立て型・屋根置き型と比べ、高い発電量が期待できる。 コムシスグループはこの他にも、2015年12月に第10号目となる安曇野市穂高太陽光発電所の運用を開始しており、今後も複数の案件の着工、竣工を予定している。また、今回の経験を、今後のフロート式太陽光発電所の設計・施工に生かしていく。 その他日本企業の関連記事